4th
LIGHT BRINGER / Scenes of Infinity
青!!

Track List :

01 Hyperion
02 Fallen Angel
03 if
04 孔雀とカナリア
05 人形が見た夢
06 Eau Rouge
07 Hydrangea
08 Tales of Promise〜天国に寄せるポエトリー〜
09 Infinite Fantasy
10 Venus

評価 … ★★★★★★★☆☆☆(秀盤)

ギターやドラマーが変わり、5人組となって2013年5月にリリースされた4枚目のアルバムです。ドラマーは弓田"Yumi"秀明さん、ギターはJaYさんという方です。中核メンバーのFuki、hibiki、Maoはもちろんそのまま。

アルバムで出しから鬱憤を晴らすかのような気持ちのよいシャウトを聴かせてくれます。それぞれのパートもアグレッシブで大変気持ちいい。サビも圧巻のラブリーワールド全開で盛り上がります。最後までドラマティックで掴みはバッチリ美味しい一曲。世界観作ってますね。Fallen Angelもヘヴィネスと独特のグルーヴ感が同居した気持ちのよい曲です。相変わらずヴォーカルがパワフルに冴えてます。続くifは切なげなヴォーカルと歌詞が引き立つアップテンポナンバー。これまたらしいですね。メロディーもキャッチーです。

ここら辺から中盤、04孔雀とカナリアはミステリアスなプログレ風なこれはこれでラブリーらしい1曲ですね。ある意味これも非常にわかりやすいのではないかと思う。続く人形が見た夢もヴォーカルの勢いでぐいぐい引っ張るFuki曲となっております。歌詞に勢いが感じられ、ごりごりとしたベースとの絡みが絶妙ですね。Eau Rougeはインストゥルメンタル曲です。ちょっと長めですが走ったりまったりしたりといろいろやってます。

雰囲気変わってHydrangeaは乾いた曲調と熱い歌詞を切々とミディアムテンポで歌い上げる楽曲です。この詞の世界観もいいものです。ちなみに意味は紫陽花。歌詞もまったくもってその通り。そして続くのが、ゲームのタイトルみたいな曲名のTales of Promise〜略です。ラブリー好きならまあ気に入るのではないでしょうか、っていうノリですね。ポップな雰囲気から軽快に疾走し、気持ちのよいハイトーンを聴かせてくれます。まあドラマティックですよね、ラブリーの十八番ですよね、楽しいですよね。

Infinite Fantasyはオーケストラ風な雰囲気になっている短い曲で、ふわふわとしたヴォーカルがちょっと乗っかってきます。ラストを締めるVenusは、ロックです。ラブリー的にはアルバムに入るのは新しい印象もあるかもしれませんが、まあライブでは盛り上がるだろうなと。そんな印象です。結構遊び心を感じます。

今作は前作と比較してバラエティー豊かな楽曲が揃ってとっちらかった感じになりました。この辺りはまた人によって感想は違うかと思いますが、こちらの方が3rdより好きだし曲も艶やかな印象です。結成後8年になりますが、メンバー変わってもやっていることは変わっていないので安心して聴ける一枚です。

Amazonで買えるバンドの作品一覧を見る

Best tune : Tales of Promise〜天国に寄せるポエトリー〜

イントロのギターがなかなかおもしろいのと、やっぱこのバンドにはこういうわかりやすいドラマティックな曲を期待しているんだなあ、というか好きなんだなあ。
トラックバックURL
http://www.xametal.net/impressions/tb.php/829
Topへ戻る

Xametal.net Review Script Ver 8.0-