LIGHT BRINGER / Tales of Almanac
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Track List :
01 Diamond 02 Upstream Children 03 Rain 04 We're All in This Together 05 Frothy Summer~真夏の夜の夢~ 06 Red Spider Lily 07 In Disguise 08 Closed Sister~雪待月の妹~ 09 White Locked Night 10 銀色 11 Hearn's Heaven 12 D.C.
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評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤(Great)) 2009年発売の1stフルアルバム。6人体制になってののアルバムです。 まだふきてんの髪が茶色いです。
12曲で約60分と、2009年ぐらいまでのLIGHT BRINGERの活動の集大成と言っても良いでしょう。今でもライブ定番曲なDiamond、Upstream Children、We're All in This Together当たりも収録されており、必聴盤であることは間違い無しです。前2者はリマスタリングされたシングルが発売されましたが。
そんなこのアルバムですが、ライブでは煽り曲なDiamondで思いっきり始まり、そのままの勢いでUpstream Childrenとアップテンポナンバーで責め立てます。ちなみにこの2曲のリマスタリングシングルはライブの物販でも買えます。続いて綺麗なファルセットと妖し気なサウンドが印象的なRain。こちらはライブではレア曲ですかね。そしてポップで王道なWe're All in This Togetherと流れます。こちらはまた歌詞見事に曲に嵌まっていて素敵です。実に前向き。
ここで落ち着いたバラードのFrothy Summer~真夏の夜の夢~です。しんみりとした切ないメロディと歌詞が、夏の終わりの夕暮れの海辺りを想起させてくれます。ていうか波の音が入ってるのですけどね。バンコク辺りのバーでのんびり夜更けに聴きたくなる曲ですね。そして、Red Spider Lilyはこれまた切ないミドルテンポの彼岸花の歌。ライブでしっとり聴きたいです。
と、ここまででもだいぶバラエティに富んでますが、だいたい半分。
では後半戦。といっても流れがとくにぶった切れるわけでもなく、In Disguiseに綺麗に繋がります。むしろここの2曲がこのアルバムの中の切ないパートなのではないかと。次のClosed Sister~雪待月の妹~からは凄まじくプログレッシヴな楽曲です。引き出しの多さをしみじみと実感させられます。まだまだ行くよ、って。ららら〜で終わるほんと不思議な印象ですね。更にストーリー仕立ての8分弱の曲、White Locked Nightへと続きます。キャッチーなイントロで始まりつつも、切々と歌い上げます。台詞パートあり、変態としか言いようの無いドラムパートあり、Kazuの歌唱パートありで大団円。
こっからラストスパート。舞台の転換を思わせるピアノインストゥルメンタル曲、銀色。終盤はもう初期の定番曲、Hearn's Heavenここできたかー!!!と。この曲は後にリメイクされますが、ここに入ってるバージョンもポップでキュートでパワフルでハッピーな終盤を飾るに相応しい楽曲。代表曲の一つだし、聴いておかないともったいない。ほんとの最後はD.C.です。この曲もねー、かなりの名曲だと思うんだよね。
自主制作なので、Heartful Messageと同じく音質はいまいちですが、曲はばっちりです。是非押さえておきましょう。
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Best tune : D.C.
とってもあったかい曲。アルバムのラストを綺麗に締める純粋無垢な贈り物。素敵な曲をありがとう、と思わずにはいられません。ふきてんてほんとにいい歌詞書くよなあ。
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