2nd
Galneryus / Advance To The Fall
とったどぉぉー!!

Track List :

1. Stillness Dawn
2. Silent Revelation
3. Ancient Rage
4. Fate Of Sadness
5. Deep Affection
6. Dream Place
7. Glorious Aggressor
8. Whisper In The Red Sky
9. The Scenery
10. Eternal Regret
11. Quiet Wish
12. Fly With Red Winds
13. Under Threat

評価 … ★★★★☆☆☆☆☆☆(数曲に光)

日本産メロスピバンド待望の2nd

ボーカルが前作よりキモくなりました

速い曲がいいのは良いことですね

演奏はタイトでいいですね、効いてますよ

でもそんなにメロディが良いとは思えねぇなぁ

加えてメロスピバンドがバカにされないように無理してプログレってみました感がある

後半だれるし

やっぱりジャパメタでした

前作のほうがまだいいね

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Best tune : Ancient Rage

最初だけすき

評価 … ★★★★★★★★★★(神盤)

21世紀の申し子Syu(Gt.)率いるジャパニーズ・メロディック・スピードメタルバンドの2005年リリース2ndアルバム。メンバーにAlhambraやArk Stormでの活躍が記憶に新しい音色の7色魔人Yuhki(Key)や、多彩なキメフレーズを次々と構築する佐藤潤一(Dr)、透き通るハイトーンから地鳴りするかのようなガナリ声まで使いこなすYama-B(Vo.)、他メンバーの経歴に比べると少々霞むも、その堅実かつ柔軟性溢れるプレイはグルーブの要とも言える職人Tsui(Ba)といった折り紙付きの実力派が集結しており、同メンツによる2003年作の1st「The Flag Of Punishment」はジャパメタ史上の、いやさ、メロディックメタル史上の大傑作として絶賛を受け、その存在を広く知らしめる事に成功しました。

バンドはアルバムに伴うツアーを敢行し、初期には酷評されたステージパフォーマンスも、ツアーファイナルを迎える頃には激賛に次ぐ激賛を浴びるほどに成長。そして1stリリースから約1年半の歳月を経て完成したのが当作品となるのだけども、、、まぁアルバムを語るより前にまずは本作リリース前のSyuの発言をまとめてみようと思う。

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・タイトルの日本語訳は「破滅に向かって」。
・「このアルバムはX Japanから始まった俺のメタル人生の集大成だ!」
・「メロスピは聴いてもらえさえすれば一般の人にも気に入って貰える可能性がある。
      メタルがもっと自然に耳に入ってくる状況を作りたい。」
・X Japanは奇跡だった。自分達も地下音楽で終わるつもりはない。
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以上の文を読んで萎えた方はお帰り下さい。

(´□`)ノシ バイバーイ

というわけでこっからはX Japan容認派のメロスパーしか読んでないわけだから好き放題ヤっちゃおう!ぃぇ~ぃ!

まず、本作は疾走チューンが前作と同様にスンバらしい!!特に#3なんて、リフがXっぽいのに加えてサビメロの流れ方やバッキングアレンジがかの神曲Dahliaとちょっと被ったりと完全に降参なのである。しかも疾走率の高さが半端じゃない!SEの#1とアウトロである#12を除いた11曲中、8曲が疾走チューンだ!!!ってなわけで前作に惚れた人は保存用と合わせて2枚レジに持っていっても損はしない事を約束しよう!そしてだ、前作では最強にクサイもどうもジャパメタ的とっぽさに時折辟易してしまい仏盤でフィニッシュした俺が何故今回は神盤を付けたかについて、エモーショナルにエロく、嫌気が挿す感じに語ってみたいのである!よってどみね。嫌いの.net閲覧者はここでバイバイなのだ~。

んじゃバイバイキ~ン☆


===================以降独白====================

完璧に噛み合ったアンサンブルを物語るかのような複雑なキメの数々を前作比倍増させている事がまず本作の特徴として挙げられます。それはSEに続くオープニングチューン#2から炸裂しており、Aメロ導入直前の15/16のリズムが歌メロへ雪崩れ込むかのような演出をしたり、バンドが一体となって3/4や7/8の繰り返しリズムをユニゾンする事により直後の流麗なGソロをより華麗なモノに昇華したりと、基本的に爆走しまくりの本作におけるリズム的フックの楽曲貢献がかなり大きいものになっています。他には#4のイントロが特に顕著で、変拍子によりギターリフの表と裏が交差するのが不可思議に聴こえるも、前半部は(4/4×7+7/8)+(4/4×3+9/8)=4/4×12で綺麗に収まっていたりと非常に面白い。ドラムの佐藤潤一による#9も、Angra「Nothing To Say」を彷彿とさせるイントロの変拍子&バッキングアレンジをきちんと覚える事により、リスナーのコスモと楽曲のコスモが一体になる感覚を満喫出来たり、そのイントロが形を変えて登場するBメロの壮大な盛り上がりをより楽しめたりと、聴き手を挑発しているかのような深いアレンジセンスの妙が前作とはもう比べ物になりません。

唐突ですが、俺はGalneryusはメロディックメタルの救世主であると本気で思っています。Syuのギター旋律はVolcano時代に一世を風靡したシージャすら及び付かないほどのロマンティシズムに溢れ、YuhkiのKey旋律は琴線を撫でられるかのような柔和感を持ち、そしてボーカルメロディはどのヴィジュアル系バンドのそれよりもリリカルで美しい。シーンに一投を投じたジャパメタバンドと言えば下山在籍時のSaber Tiger、前出のVolcano、Dead End・Precious等々パっと思いつくモノはいくつかありはしますが、何枚も連続でファンのベラボウに高い期待に応える作品を作って大きいウネリと共に後続が現れたようなバンドというのは実は意外なほど少ない。そして日本産メロディックメタルに関して言えば、それを成し得たバンドは過去にX JapanとLoudnessくらいしかいなかったんじゃないかとも。本作を聴かせてピンとこないのであれば、それはもうその人のメロディックメタラーとしての潜在性がゼロなんだと思うしかないんじゃないかって、それくらいに心酔させてくれる作品を作り上げてくれたGalneryus。Syuの発言にあった「メタルがもっと自然に耳に入る状況を作りたい。」という言葉に、俺の持ち合わせる全ての想いを乗せて見守りたいと思います。
~どみね。~

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Best tune : Dream Place

メロディックハード的感触の濃い曲。ソロのキメフレーズ構築においてカノンの導入部を引用してるんだけど、完全にGalneryusのキメフレーズとして融和している様には鳥肌が立つほど。”イイ意味で裏切られる”とはこの事也。それにプラスして、ツーバスにハーフテンポのスネアが絡むサビの歌モノとしての魅力も抜群に高いのだからもう堪らない。誰か止めてくれ、この止め処なく溢れる蒼い涙を。
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