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Dionysus / Anima Mundi
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Track List :
1. Divine
2. Bringer of War
3. Anima Mundi
4. Heart Is Crying
5. What
6. Eyes of The World
7. March For Freedom
8. Closer To The Sun
9. Forever More
10. Paradise Land
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評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤（Great)) 元Nationのジョニー・ウーリンばかりが注目されていて、Sinergyにおいて「The Warrior Princess」等の大悶絶曲を作った神様がリーダーであることは以外に知られていないバンドの2004年リリースの2ndアルバム。Dionysusにおいても疾走曲の大半を手がけているのはロニー・ミラノヴィッツ。うほうほ。
新世代方面の曲を創造するロニー・ミラノヴィッツとドエロフレーズを量産するジョニー･ウーリンが描き出すサウンドは、爽やかさと哀愁が同じ比率で同居したメロディックパワーメタルに仕上がっており、プレイヤー同士のマジックにより曲の魅力が3倍4倍に膨れ上がっている印象。前作で感じたスピード感不足の問題も解消されており正に充実の一枚です。ただエロが爽やかさに中和されているからかもしれませんが、ジョニーの売りである”耳をストーキングするかのような”ギターフレーズが、Nation時代のそれにまだ追い付いていない点だけ残念。#1「Divine」のキメフレーズはかなりキタけど、歌メロに戻る前にもう一回繰り返してくれれば文句なく悶絶だったなぁと思ってしまうし、#3「Anima Mundi」はBメロでのスウィープバッキングがクソカッコイイのでソロもさぞかし･･･と思ったら以外にさっぱりしたソロで肩透かし食らったりと、テクニック100点フレーズ80点といった感じがもどかしい。今一度「See Them Fall」や「Nation」クラスの世紀のキメフレーズぷり～ず！！まぁ揚げ足カコワルイ的なポインですけどね。バッキングに施された気の利いたアイディアは見つける度に快感だし。
激マイナー調の中でこそジョニー･ウーリンのギターは最大限に映えを魅せると思っているので、Nationっぽさがアルバムを重ねるごとに薄れていくことに一抹の寂しさは感じるんですが、メロディの充実度・バンドの息遣いを共に2周りほど上げてきた今作はやっぱり渾身の作品。ちょびっつ注文は付けつつも、ジョニー・ウーリンが今も神々しいギターを弾き続けている事実を一音一音と共に噛み締められるだけで十分幸せさ。
～どみね。～
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Best tune : Eyes of The World
Nation色プンプンの疾走曲。しつこいほどにマイナーに攻め立てるサビが素敵です。ソロにおいてもそのしつこさは同様で、このストーキングまがいのネチっこいメロディ展開こそジョニー･ウーリン!と叫びたくなる1曲。こりゃたまらんわい。
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評価 … ★★★★★★★★★☆(仏盤) ユーロピアン・メタルの至宝Dionysusが満を持して世に放った､2002年のデビュー作以来の2ndアルバム遂に登場。楽曲の良さ、アルバム通しての完成度は前作を遥かに凌ぎ、まさしくヨーロッパのメロディック･メタルシーンを代表するバンドと言って全く差し支えないであろう。バンドとしての一体感も高まったように思われ、それぞれのパートが楽曲に埋没することなく存在感を主張しつつ、かつ目立ちすぎない一曲一曲の構成はこの手のバンドの理想型であり、個々の必然性を強く感じさせられるのである｡
アルバムは1曲目からして、才能のあるミュージシャンが集まったバンドである故の期待を満たしてくれる。サウンドはパワフル且つヘヴィでありながらも透明感が只管漂い、北欧風味を感じさせる。Nationを聴いていた人間としては嬉しいものである。楽曲の魅力はアルバムを聴き通すまで尽きることが無く昨今のメロディック･ヘヴィメタルアルバムの中ではかなり出色の作品である。力強く疾走するスピーディーな1や4や8、ヘヴィかつ流麗なギターソロを伴う2･5
、キャッチーなタイトルトラック3、そして6は最高！7は壮大に展開し、9は本領発揮のバラード。シンセが美しすぎる。かなり上位に入るメタルバラードである。アルバムの出来にはバラードの出来が深く関与することが､しみじみと理解できる好例である。そして締めの10まで緊張感を保たせつつ聴き通すことができる。更なる期待も高まるってものである。
何を期待するかと言えば勿論来日公演である。このバンドの来日公演は是非見てみたいと思う。タイトな演奏を生で是非とも聴きたいものである。そして、このヴォーカル声がセクシーである。とくに6などの、ミディアムトーンで歌い始める曲でセクシーさが顕著である。
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Best tune : Eyes of The World
ポップでノリやすい曲調とリズム感がかなり気に入った。
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