Korpiklaani / Spirit of The Forest
よくわかりません

Track List :

1. Wooden Pints
2. Before the Morning Sun
3. God of Wind
4. With Trees
5. Pellonpekko
6. You Looked Into My Eyes
7. Hullunhumppa
8. Man Can Go Even Through the Grey Stone
9. Pixies Dance
10. Juokse Sina Humma
11. Crows Bring the Spring
12. Hengettomilta Hengilta
13. Shaman Drum
14. Mother Earth

評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤(Great))

Shamanという名前でフィンランドでえおえおやってたら、南米のShamanがあっという間に頭角を現して、メタルシーンにShamanありということを打ち立ててしまったので、泣く泣く・・・かどうかは知りませんがKorpiklaaniなる発音に困るバンド名へと変化を遂げてしまいました。さてさて、いささか蛇足ではありますがShamanという語は「まじない師」を意味するものであります。日本で言うと巫女さんとか極端な例だとイタコみたいなものですね。そのような土着の文化の色を濃く所有している存在がShamanであるわけですが、前作、つまりShaman時代の彼らのデビューアルバムであるShamaniacではいかにもそのShamanという語がもつ雰囲気のパーカッションやら、えおえお言ってるコーラス等をぶち込むことにより独自の世界観を確立しておりましたが、今作は大きくシフトチェンジしそれらの要素が陰を潜め、基本的にはヴァイオリンをフィーチュアした普通のヴァイキングメタルバンドらしくなっております。

ここまで書くと前作の強烈なファン(日本に何人いるんだ?)はがっかりしてしまいそうですが、なかなか、なかなか彼らの怪しいメロディは普通よりになったとて衰えることはありません。ギターがリードメロディをとっているときは普通っぽいのですが、ヴァイオリンがそこに入るやいなや、他では聞けない何とも言えない怪しさが漂い始めます。これが楽しめるか楽しめないかで大きな差が出てくるのは明白ですね。そして基本的にはヴァイオリンをフィーチュアしたヴァイキングメタルバンドらしくなったとはいえ、3ではアコーディオンが聞けたり8ではパーカッションが出てきたりします。すごく・・・素敵です・・・。・・・それはさておき真面目に書くと前作はFinntrollの立役者、奇才の鍵盤魔神ことTrollhorn氏の参加というものが非常に大きく、前作のそのイメージがあると抵抗を感じるのはなかなかやむを得ない話ではあります。が、なかなかそれに負けず劣らずのポルカ風味を醸し出しているのは大いに評価したいところです。69の、裏拍にアコーディオンを入れているあたりは、Trollhorn氏を感じさせたりしますね~リスペクトですかね。いいですね~

.netでもトップで取り扱ったほどのWooden Pintsの史上まれなるおもしろPVの「笑撃」(2004年4月8日現在、最強のPVとして存在)が、このバンドへの正統な評価を阻害してる気がなきにしもあらずですが、実際冷静になってこのアルバムを聞いてみると、どうしてどうしてバカにしたものではないです。怪しげなメロディが記憶されたら、いつのまにかCDが聞きたくなり、そのうち口ずさんでしまうこと請け合い!民謡調と一聴しただけでは解らないキャッチーさに秘められた凄さがここに!(笑)Finntrollとはまた異なるものでありながらも、通じるモノを感じさせるために、かのバンドが好きなら欠かさずにチェックして頂きたい一枚です。もちろんPVを見てゲラゲラ笑ってた人にもお勧めできると思いますよ。ボーカルのJonneのくそ不機嫌っぽくて投げやりな歌い方も、目が死んだ魚みたいだと大好評のHittavainenの怪しいヴァイオリンやらフルートやら、必要有るのかわからないけど独立のパートとしてバンドに収まってるパーカッションとか全部ひっくるめて、もう、大好き♪

Amazonで買えるバンドの作品一覧を見る

Best tune : Wooden Pints

やっぱこれだろ。全部歌えます。振り付けも完璧です。来日してくれ(笑
トラックバックURL
http://www.xametal.net/impressions/tb.php/491
Topへ戻る

Xametal.net Review Script Ver 8.0-