Saggaにインタビューしちゃいました

この場を借りてキンさんともぐら王さんに、このインタビューにご協力いただいたことを感謝します
とくにキンさんにはいろいろとお世話になりました。 by Yudai



Yudai - この色
Anderson Carlos- この色

 

Saggaの成り立ちとあなたの事を教えてください。

Anderson Carlos:
- 1994年に単純に仲間内のノリで始めたんだ。最初は僕とGustavoしかいなかったんだ。そのとき僕等はお気に入りのバンドのカバーしかやってなかったんだ、Metallica、Iron Maiden、Helloween、Megadethらへんだね。
しばらくして1996年にMauricioが加わった。彼はSaggaがSaggaという一つのオリジナリティをもったバンドとしてあるべきだという意識を僕等に芽生えさせた。そして新しい目標と、新しいSaggaの誕生のために、僕等はオリジナルを作ることを始めた。そのためにバンドに適任のやつを探したりして、2年半を費やし、ようやく今の素晴らしいラインナップができあがったんだ

Mauricio Queiroz - Vocals
Anderson Carlo - Guitar
Gustavo Duarte - Bass
J.A. Cardillo - Keyboard
Gabriel Lobitsky- Drums

というラインナップがね!

何故バンド名にSaggaをえらんだのですか?それとあなた方が欧州でリリースする際にバンド名を変えると伺ったのですが、それは何故ですか?

Anderson Carlos:
- えっと、僕等は短くてかつインパクトがあって覚えやすい名前を探してたんだ。そんでSaggaってのを僕が思いついたんだ。名前を変更するのは本当。残念だけどね・・・。欧州のレコード会社が僕等にカナダのSagaっていう70年代のプログメタルバンドがあるから・・・っていってきたんだ。そのバンドは欧州では広く知られていてね...ぶっちゃけ僕等にはマヂで!?って感じだけど(苦笑) だから今イイバンド名探してるんだ。なんかいいアイデアない?(笑)

5(4?)曲入りのEPについて教えてください。

Anderson Carlos:
- このEPは元DARK AVENGERのLuciano Toledoが参加した時にレコーディングされたんだ。収録曲はFly Away, The Incident/Rise Again, The Sign and Breaking Frontiersだ。残念だけどこれは売ってないんだよ。メンバーと友人、それからいくつかのFanzineとSaggaの新しいドラマーだけが持ってるよ。でもこれらの曲は「Planetude」に全て収録されると思うよ。

そうそう、Lucianoは脱退したんだ。彼は両親と共にサンパウロから引っ越さなければならなくなったから。だから結成時のドラマーだったGabrielに参加してもらってるよ。

Breaking Frontiersを僕は聞いた訳なんですが、この曲のスタイルがいわゆる「Sagga Sound」なんでしょうか?

Anderson Carlos:
- うん。もちろん他のタイプの曲もあるけどね。疾走曲、ミドルテンポ等々・・・でも根底にあるヘヴィさと、パワフルさはどれもBreaking Frontiersみたいなやつさ!

Planetudeの詳細なんか教えていただけますか?

Anderson Carlos:
- レコーディングし始めた時は、特に問題はないと思っていたんだけど、いざやってみたら・・・(苦笑)”Planetude”は世界で一番レコーディングがハードだったアルバムだよ!なんでかわかる?それはね、僕等はレコーディングを3回もしたんだ!!僕等はアルバムのために最高の音質を求めてて、そのために3回もやるハメになっちまったんだ。1回目と2回目のスタジオの音は荒っぽくって良くない音だったんだ。僕等はもうダメかと思ったよ。

Planetudeでお気に入りの曲はどれですか?

Anderson Carlos:
- 僕は毎日お気に入りが変わるんだよね、だって僕はどの曲も大好きだからね。でもまぁFight for Survivalは完璧な出来を誇っていると思うよ。しかもこの曲はAndre MatosがMauricioと歌ってるからね!だからこの曲は僕等にとって凄い特別なんだよ!

Andre Matosが参加するんですか!彼とは知り合いなのですか?

Anderson Carlos:
- 友達といえるほど親しくはないけど彼の事は当然知っているよ。僕達(Sagga)は彼の歌声やViperからの彼の功績を素晴らしいと思ってる。だから、ぜひ彼にアルバムに参加してもらおうと思ったんだ。で、彼に連絡してSaggaの曲を送ったんだ。彼はとても気に入ってくれたよ。

AndreとMauricio(Sagga'singer)と僕はどの曲を歌うかについて話たんだ。そして三人とも「Fight for Survival」を選んだよ。最高の出来だよ!!夢がかなったって感じさ!!!!

Andreはここではメタル・ゴッドだし、彼はこういったことを引き受けないんだ。だから、僕らは運が良かったよ!他のブラジルのバンド達は羨ましがるんじゃないかな。

そのAndre MatosやAngraはブラジルではどういう存在ですか

Anderson Carlos:
- 両方ともHeavy Metal Sceneでは超有名だよ。Andre Matosはブラジルの全てのバンド、ミュージシャンの憧れだよ。Saggaもそんな風になりたいね!

Planetudeを作っている時、各曲に何か面白い逸話はありますか?

Anderson Carlos:
- どの曲も色々な歴史があるね。Saggaはメンバーチェンジを3回もしたからね。たとえばBreaking Frontiersの初期バージョンなんて今聞いたらアホみたいだもん。今と全然違うんだ!Fight for Survivalが取り終わったのはコソボでの戦争が起きたときだったから、その時はFire in Kosovoって呼ばれてたんだ。ま、そんなかんじで他の曲も名前を変えたりしてたよ。ぐるぐるぐるぐる揉めてたけどね(笑) 僕等はとにかくよりよいものを作ろうと努力しているんだ。

なぜPlanetudeというアルバムタイトルにしたんですか?一体どういう意味なんですか?

Anderson Carlos:
- これはアルバムに入ってるインストの曲名から取ったんだ、んでそれは造語でplanetとetudeを足してるんだ(Etude – 音楽用語だね)。このタイトルには色々な僕らからのメッセージが詰まっているんだ。

僕はBrazilのバンドの音質はあまり良くないと感じます。しかし"Breaking Frontiers"は凄く音質が良いですね!やっぱりいいスタジオを使ったんですか?

Anderson Carlos:
- うん、僕等はブラジルで凄い良いスタジオを使ったんだ。Creative Sound Studioって呼ばれてるところでね、凄い良いところでそこにいる人たちともいい感じで一緒に仕事が出来たんだ。Angraはいつもpre-productionをCreative Sound Studioで作ってるんだ。ミキシングとマスタリングはドイツでSascha Paeth(Rhapsodyのプロデューサーだね)にやってもらった。これが他のBrazilのバンドと違うところだね。彼は素晴らしい人で、非常にプロフェッショナルだよ。

現在のブラジルのHeavy Metal Sceneはどうですか?

Anderson Carlos:
- ブラジルではメタルはアンダーグラウンドだけどとても強い確固とした基盤をもってるよ。成長しているし、アンダーグラウンドでなくなるのも時間の問題だと思う。Helloween,Rhapsody,Stratovarius,Blind Gurdian,Nightwishなんかがここでは有名だね。彼らはサンパウロで5,000〜6,000もの観客の前でプレイするんだ。ブラジルのバンドはAngraやSepulturaがしたように、ここでもっと強くなるためにブラジルの外に出なければならないと思う。だからSaggaはもうすぐ世界にでていくよ!!

Saggaは「Metal Hero Tribute」でStratovariusの曲を演奏したそうですね。

Anderson Carlos:
- 1400人以上のクレイジーな観客の前で全部で14曲演奏したよ。素晴らしいショーだった。Gabrielはこれがはじめてのショーだったんだ。
サンパウロではこういった偉大なメタルバンドに対してトリビュートをするイべントをよくやるんだよ。

Saggaはショーをどのくらいやっているのですか?

Anderson Carlos:
- ショーは何回かブラジルでやったよ。Saggaの音楽を知る、色んな人達に手伝ってもらったんだ。本当に感謝しているよ。今はアルバムが発売されたらショーが始まるからそれの準備をしているところなんだ。スタジオに篭って練習しているよ。もっといいものを見せたいからね!そしてもっと色んな人達にSaggaのショーを見てもらいたいと思ってる。いつか日本にも行きたいね!

あなたが一番大きな影響を受けたバンドはなんですか?

Anderson Carlos:
- 80年代のバンド全部からかな。Iron Maiden, Helloween, Metallicaなんかから僕は一番影響を受けたと言えるね。けど、Saggaのスタイルに影響を及ぼしたバンドはたくあんありすぎて数え切れないよ。

あなたはdeath/black/gothic metalについてどう思いますか?

Anderson Carlos:
- 好きだよ。でも特別好きってわけではないね。NightwishやChildren of Bodomなんかが好きだけど、あれはパワーメタルだよね(笑)

ちょと答えづらい質問かもしれません・・・日本盤ボーナストラックなんて予定してますか?しかも中身を教えてくれたりしたら嬉しいなぁ(笑顔)

Anderson Carlos:
- ブラジルのDie Hard Recordsからリリースされたプロジェクト”Hamlet”に収録されたDagger of Wordsをボーナスにする予定だよ。たぶんそうなるだろうね。でも日本だけじゃないんだ、レコード会社がブラジルでもやるっていってたよ。

インタビューは終わりです。ご協力に感謝します。なにか言いたいことなどありましたらどうぞ!

Anderson Carlos:
- まず僕等のことをアピールできる機会をくれたことに感謝するよ!日本のみんながSaggaとPlanetudeを凄く楽しんでくれることを僕は願ってるよ!!
僕の最後のメッセージは”Fight for Survival”の歌詞にも書いてあるこの言葉だ。Keeps your inner flame lighted and burning inside your hearts!!!!!!!! Metal Forever!!!! ありがとう!!!

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