Oratoryにインタビューしちゃいました


Yudai - この色
João Rodrigues- この色

 

どうやってOratoryはできたんですか?そしてなぜOratoryという名前を選んだんですか?

João Rodrigues:
- Oratoryという名前はバンドの創始者のMiguel GomesとMarco Alvesが6年前に選んだんだ。僕等がOratoryという名前を選んだのは、音楽を通してコミュニケートしたかったと言うことと、僕等の音楽がこのコンセプトに基づいてるからなんだ。当時僕等はみんな10代でみんながみんな同じ様なバンドに影響を受けてミュージシャンになったんだ。それから大体4年後バンドはついにメンバーが揃ったんだ。この時がRecitalのA&R(広報)によって" 発見された" 時であり, 僕はこれが私達のキャリアの分岐点だったと思う。ここから僕等は音楽に大して成長することを辞めず、かつ可能な限り自分たちの音楽を昇華させていったんだ。

Marco Alvesが脱退した後、バンドはのように変わったのでしょう?

João Rodrigues:
- Marco AlvesがOratoryを脱退した時、僕等にはバンドを続けるにあたって二つの選択肢があった。1つは新しい男性ボーカルを探し、"Illusion Dimensions"路線の作品を作りつづける。もう1つはAna Laraをリードシンガーに変えて、最終的にどうなるかをみる。この二つだった。
僕等は後者を選択して、数回リハーサルをして自分たちがした決断が正解だったことに気づいたんだ。Ana Laraに変わってから問題もあった、それまでの曲はMarcoの声質にあわせて作られていたんだ。だから僕等はそれらを作り変えた結果、Ana Laraにより合うようになったんだ。
そしてその結果が"Beyond Earth"なんだよ。

Beyond EarthはIllusion Dimensionsより疾走曲が多いですよね、なんでそうなったんですか?

João Rodrigues:
- "Beyond Earth"は僕等にとって新しい試みであり、過去の経験と僕等のさらに上達したテクを混ぜてみた結果なんだ。確かに"Beyond Earth"は"Illusion Dimensions"より速いね。なにかあるってのは、たぶん僕等の音楽性がちょっとかわったからだろうね。だって僕等は(Illusion Dimensionsの時より)上手くなってるしね!多分僕等は"Illusion Dimensions"にはもどらないよ。誰だって新しいアルバムを作ろうとする時は、前よりも良いものをと考えるのが普通だろ?努力した結果素晴らしいアルバムが出来たんだ、みんな聞いたら満足すると僕は思ってるよ。

Beyond Earthと"Illusion Dimensions"との間で一番違う点はなんですか?

João Rodrigues:
- 僕にとってはいくつかの重要な違いがあるんだ、たとえばAna Laraが全部歌ってるようにね。そして他の面だけど、それはスタジオとプロデューサーなんだよ。なぜなら僕等はドイツのフランクフルトまでいって"Beyond Earth"をレコーディングしてきたんだ。COOLなスタッフがいろいろアドバイスをくれてさ、それが元でバンドは(たぶんこれは皆にとっても最も重要なことだと思うんだけど)一大変革を起こしてね、ホント素晴らしい経験だったよ!
つまり"Illusion Dimensions"から"Beyond Earth"までの間にOratoryは今まで無かったような新しい世界へとたどり着いたんだ!この革命(笑)は僕等に自信を与えたんだ、そしてその自信と経験をふまえて、僕等は"Beyond Earth"をレコーディングするに至ったわけさ!僕等にとってこのアルバムは、僕等と一緒にいた人と共に色々なことを学んだアルバムという意味を持ってるんだ!

Illusion DimensionsとBeyond Earthで貴方がお気に入りな曲はどれですか?そしてそれは何故ですか?

João Rodrigues:
- そいつは難しい質問だね、ミュージシャンにとってはいつもお気に入りの曲を選択するのは難しいことだからね。僕等がアルバムを作るときは全力を注いで全ての曲にベストを尽くすからね。まぁそれはさておいて、当然僕にも好みの曲があるよ。"Illusion Dimensions"ではRising Land(ハードなギターとベースとドラムがたまらない)と、Kingdom's Legacy(リフが好きなんだ)と、Figh for the Light(曲の組み立て方が好きだな)。"Beyond Earth"ではLiving Wisdom(僕にとっては最高の1曲!)、Your Glory Wont Last of Ever(タフなプレイがイイんだ)、New Quest(複雑だけど展開がいいね)が好きだね。

なぜBeyond EarthのシークレットトラックにMetal Messengerのライブ版を入れたんですか?

João Rodrigues:
- それポルトガルバージョンにしかそれは入ってないんだよ。何で入れたかっていうと、ポルトガルのファンに去年行った"Illusion Dimensions"のプロモーションツアーの素晴らしさを思い出して欲しかったからなんだ!これは僕等がコンサートに来て一緒に楽しもうという意味も込めたんだ!(特にポルトガルのファンにね!僕らは去年世界ツアーは行えなかったからね...) 僕等は常にリスナーと接することを楽しんでるし、これをポルトガルだけではなく他の国でもやっていけたらなと思うよ!(日本なんていいね!) インターナショナルバージョンの"Beyond Earth"にはThe BanglesのEternal Flameって80年代の曲をメタル風にアレンジした曲が入ると思う。みんなが楽しんでくれると良いな。

あなた方の歌は時々Dark Moorに似ていると感じさせるのですが、彼等から影響を受けましたか?また、影響を受けたバンドも教えてください

João Rodrigues:
- うーんDark Moorに影響されたとはいえないな。僕は彼らの音楽ってものを良く知らないしね...たぶん凄い良いんだろうね(笑) まぁ、彼らとライブすることになっても気にしないね。とにかく僕等はさまざまなものから影響を受けているから、そういうのがたくさん聞き取れると思うよ。いくつかの最初に影響を受けたものを挙げると、HelloweenとかTherionとかStratovariusとか他にも昔のものからかな。でも僕はこれらは代表的なものに過ぎないと思うよ。だって自分たちが影響を受けたバンドをあげるとしたら、一体どれだけの単語を並べればいいかわからないからね。

ポルトガルのメタルシーンについて教えていただけますか?また、ポルトガルのメタラーはOratoryをどう感じているんでしょうか?

João Rodrigues:
- ポルトガルではOratoryは大成功をつかんだよ。僕等はきちんとした小さなメタル市場でしかなんだいけどね。でも、僕は僕等が特別に受け入れられ、僕等のポルトガルのファンによって強く支えられていると言わなければならないな。僕は彼等が僕等のことをポルトガルのヘヴィーメタルシーンを確立したバンド(Moonspellと一緒にね)と認識してくれているんだと思っている。

日本で2ndアルバムが人気だって言うのは知ってますか?また、それをどう感じましたか?

João Rodrigues:
- "Beyond Earth"が日本で人気というのはびっくりだけど素晴らしいことだね!なぜなら僕等は日本のファンは世界的にもユニークだから、日本と何かコンタクトをとるっていうのはOratoryにとってはいつも興味深いことなんだよ。とにかく全てのバンドが確実に日本のことをどこかで意識している。だから僕等も僕等のアイデアが日本での成功へと繋がったことに喜びを感じているよ。たぶん日本の文化やイメージによってみんなにそういうことを連想させているんじゃないかな。僕は日本はみんなが一度は行ってみたい国だと思うよ。

インタビューは終わりです。ありがとうございます。あと何か言い残したことなどありましたら、よろしくおねがいします。

João Rodrigues:
- 僕はインタビューしてくれたことに感謝する。そしてメタルな抱擁を日本の皆に送るよ!僕等は君たちがBeyond Earthを楽しんでくることと、またいつの日か日本でライブをやるチャンスを得ることを祈るよ!もっと僕等のことを知りたかったら、www.oratory-band.netに来てくれ!それじゃ!

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