Astarteにインタビューしちゃいました。

Su - この色

Tristessa - この色


こんにちは。今回はインタビューに応じてくださりありがとうございます。
Tristessa:
- こんにちは。インタビューに応えることができてとても嬉しいし、このような機会に日本の人に対して語りかけることができて良かったと思っているわ。
さて、まずバンド名に関してお尋ねします。Astarte(アシュタルテ)という名前にはどのような意味がありますか?また、なぜそれをバンド名にしたのですか?
Tristessa:
- Astarteというのはバビロニアの女神の名前なのですよ。彼女は戦争の神でもあり、豊穣の神でもあります。彼女は多くの場所で敬われていて、ギリシャの女神だと、アルテミスやアフロディーテ、アテナに相当しますね。神話では、宇宙や神、また人間の母だったそうです。彼女には偉大な歴史があって、多くの神話の中で語られているのですよ。 私たちにとってAstarteは、女性の力が組み合わされたような強力な存在なのです。彼女は強力な力や豊かさ、さらには知識を合わせ持っているのですね。彼女はそういう、宇宙の母みたいな神話上の女神なので、私たちはその神聖な名前をバンドに付けたのです。
そうですか。バンドには何らかのコンセプトがあるのですか?
Tristessa:
- いいえ、特にコンセプトはありません。音楽それ自身が語るものが全てだと思ってます。
ではあなたの母国に関して聴かせてください。ギリシャにはどのようなメタルシーンがありますか?メタルは人気があるのですか?
Tristessa:
- う〜ん、ギリシャの音楽は他国で人気があるのでしょうか。ギリシャでは、メタルは人気がありますね。メタルシーンは、ここギリシャでは非常に強力な安定した地位を築いているのです。
ギリシャのバンド同士はお互い良い関係にあるのですか?
Tristessa:
- ええ、バンド同士はたいてい良い関係にあります。でも、巨大な音楽産業の中で生き残るには一つの大きな理論があります。みんな競争しなければならないので、ちょっと複雑です。でも一般的には良い関係にあるといって良いでしょう。
では、バンドのスケジュールに関してはいかがでしょうか。ライヴを行ったりフェスティバルに参加する予定はあるのですか?
Tristessa:
- 今はその予定はありません。でも、いつか、ずっと先になるかもしれないけどライヴの計画を立てようかと思ってるのです。
さて、あなたは普段どのような音楽を聴きますか?
Tristessa:
- 私はブラックメタルのCDを集めるのが好きです。私たちのシーンの新しいCDを私が買うところを想像できるでしょう?他にも、メタルのルーツも聴きます。80年代の音楽も大好きなのです。ヘヴィメタルも、スラッシュもデスも熱狂的なぐらい。ホントにたくさんのバンドを聴きます。
メタルを愛してるのですね。ところで、アシュタルテのメンバーはどのようにして集まったのですか?
Tristessa:
- 私たちは1995年にCD店で会いました。初めてあったときから私たちはとってもバンドを作りたかったの。そして一週間後にバンドを結成しました。
では、あなたたちはいつからブラックメタルをプレイしていますか?
Tristessa:
- KinthiaとNemesisはAstarteに入って初めてプレイしました。私は1992年からプレイしていました。Vorphalackというギリシャのグレイトなバンドのパーマネントなメンバーだったのです。ZephyrusというバンドとSplit CDをリリースしたこともあります。その後Obscure Natusというバンドでセッションミュージシャンとしてプレイしてデモをリリースしたこともありますし、Profane Serenityでは女声ヴォーカルの楽曲を作ったりもしました。そしてBegrevnaという、私にとって初めての、女性ブラックメタルバンドを結成しました。そのバンドはやがて解散して、KinthiaとNemesisと共にAstarteを結成しました。
今回リリースされた、3rdアルバムの曲を簡単に解説していただけますか?
Tristessa:
- 音楽的に言って、このアルバムはより魅惑的になっていると言えるのじゃないかしら。アグレッシヴで速くてリズミカルなギターリフをたくさん使っています。ギターソロはホントに、前よりずっと練られています。このアルバムではよりブルータルになっていると言えるでしょうね。もちろんKinthiaのヴォーカルはすっごくディープでブラックメタル的です。でも、Kinthiaは夢のようにメロディアスなクリーンヴォイスでも歌っているのよ。
歌詞に関しては、以前のものよりも寓意を持った感じに仕上がってるかな。コンセプトストーリーは特にはないのです。どの曲も語るべきストーリーを持っているのです。だいたいが想像がで、現実から書いた歌詞はあんまりありません。どの曲も歌詞を十分に引き立てているし、ぴったりマッチしています。歌詞とメロディーが結婚してるようなものね。私は、このアルバムは私たちの年代を表わすに相応しいサウンドトラックのように聞こえるのではないかと言いたいの。破滅的で、なおかつ懐かしい感じがするのです。
では最後に日本のメタルファンに向けてメッセージをお願いします。
Tristessa:
- 日本はグレイトな国だから、是非ともファンをゲットしたいわ。私たちの国はとても離れているけれど、私たちには共通の言葉で意志を通わせられる。それが音楽です。それに、それにみんなの応援が私たちにはとっても力になる。信頼してくれてありがとう!!

Back To Interview Index