1. Grimbor The Great 2. Arrival 3. The Dark Side 4. Shadowdancers 5. The Saviour 6. The Unexpected 7. New Hope 8. Battle Of Minds 9. Requiem
評価 … ★★★★★★★☆☆☆(秀盤)
スウェーデンの5人組Freterniaの2ndアルバム。Loud N' Proudが倒産してしまったためレコード会社がなく契約できねーんだろうなーとか思ってたらArise Recordsに拾われると言う奇跡(!)を起こしたバンドと言うよりかは、某B!紙で5点をつけられたバンドと言ったほうがわかりやすいですか?そうですか。なんかギターが抜けたり、ドラムが抜けたり変わったりとメンバーチェンジが激しいです。
さて、そんな彼らの音楽性ですが、1stから変わりなくBlind Guardianから影響を受けたタイプと言えるでしょう。そしてよりシンフォニックにした感じですかね。今作も当然疾走しまくってます。まぁ、ぶっちゃけて言えば疾走曲でもやって勢いに任せないとボーカルのヤバさが際立ってしかたが無いでしょうけどね。そうなんです、このバンドの最大の注目点はボーカルです。相変わらず吐き捨てるように歌う上に音程が取れてないという非常に危険なボーカルです。声質はハスキーで結構好きだけどね。大半の人はコレが受け入れられずに買いません。ってか、9割は買いません。俺はなぜこのボーカルがIron Wareと掛け持ちしているのかが未だにわかりません。しかし、このボーカルに慣れてくるってか、受け入れられるとそこには高品質なMelodic Power Metalが広がります。ザクザクとしたリフに時より切れ込んでくるシンフォニックなキーボード、そしてバカとしか言い様がないほど疾走し、漢臭いコーラス。音質だって特別良いと言えるレベルでなはないにしろ、結構良いほうですよ。
個人的には前作のGuardian Of The Nightに匹敵するような曲はあまりと思うけど、捨て曲の割合が減ったのでそれはそれでいいかと思う。人によっては全てが捨て曲と言う話だけどね(笑)若干後半に行くにしたがって疾走感が落ちていく曲の並べ方はどうかと思うけどね。曲順とか曲の良さとかを問う前にまずボーカルを変えろと言う話ですよ、要は。ホントこいつじゃ先が見えてるし、折角いい曲書いていいレコード会社にいるのだから変えろ。ってか、こいつ1回脱退したろ。戻すなよ。他探せよ。このボーカルが続く限り「成長したのかな?」という不思議な感情にかられてCDを買ってしまうという戦略か!?(ありえない)