Light This City / Stormchaser
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Track List :
01 Stormchaser 02 Fragile Heroes 03 The Anhedonia Epidemic 04 Beginning With Release 05 Firehaven 06 The Collector, Part 1: Muse 07 The Collector, Part 2: Donor 08 A Desperate Resolution 09 Wake Me at Sunset 10 Bridge to Cross 11 Sand and Snow 12 Self Portrait
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評価 … ★★★★★★★★★★(神盤) 惜しむらくも2008年にこのアルバムを持って解散してしまった、カリフォルニア出身のメロデス/メタルコアバンドの4thアルバムです。
本アルバム制作時のメンバーは以下の通り。 Vo. Laura Nichol Gt. Brian Forbes Gt. Ryan Hansen Ba. Jon Frost Dr. Ben Murray
結論から書きます。
確実にメタル史に残る超傑作アルバムです。
完全にやり尽くした上でのラストアルバム。全12曲、50分に刻み込まれたアグレッシブなサウンドは陳腐な言葉で言い表すのは無粋というもの。全メタラー必聴盤です。…と、今更2011年になって、2008年のアルバムのレビューを書いています。
ここのxametal.netのレビューね、
神
だのなんだの並んでいますが、このアルバムこそが神でしょう。メタルバンドとしての持ち得るべきアグレッシブさで、序盤から一気にハイテンションで鷲掴み。Lauraのヴォーカルは数ある女性ヴォーカリストの中でも特筆すべき…とか今更書くのも馬鹿馬鹿しい。パワフルなデスヴォイスで圧倒的な存在感を誇ります。まさに、ここに極まれり。男だとか女だとか関係ないよね。
メロディアスなギターも終止弾きまくり。Beginning with Releaseなどはイントロからべったべた。なんという気持ちの良さ。ギターにヴォーカルにドラムにベースに全部が音の固まりとなって、見事に計算され尽くした完成度を保っています。どの曲でもね。
実に硬派に丸ごと一枚貫き通しているのだけれど、例えば上に挙げたBeginning〜など複数の曲では、流麗なギターソロありの綺麗な疾走パートありの2000年代のヘヴィメタル、これの要素をあらん限り詰め込んでいる。もうこのアルバム程誰しもに聴いてもらいたいものはありません。いいんです、何年も前の曲だからって色褪せたりしないんです。
The Collector, Part 2: Donorなどの畳み掛ける圧倒的なサウンドはまさにこのアルバムの中核。完成され尽くしているとしか言いようがありません。もはや前人未到の領域に足を踏み込んだかのような衝撃を受けました。ガチです。まるで一本調子にならないし、同じようなメロディ垂れ流したりしないし、何もおざなりにせず、且つ、無駄な所が何一つ無い。
ほんとに、このアルバムは超一級品。
アグレッシブにメロディアスにいいとこ取りすぎですよ。
新しいことはしていません。奇を衒わず『枠』の中で見事な作品を作り上げました。 惜しみない感謝と拍手をここに。
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Best tune : Bridge to Cross
メロディアスかつアグレッシヴ。このアルバムの中でこの曲が最もよくこの特徴を出しているのではないかな。後半のデスシャウトからのギターソロは実に勇壮。更に言えば、この一曲で見事にこのアルバムの多彩さを表している…って全然過言じゃない!!
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