|
Nazgul / De Expugnatione Elfmuth
|
 |
Track List :
1. Proemium
2. Hulth-Garth
3. Elficidium
4. Dies Festi
5. In Summis Montibus
6. Nigrum Praesagium
7. Impetus Quartae Lunae Nobae
8. Caelum Obscuratur
9. Legio Draconorum Orkian
10. Natura Cadit
11. Charcharon (Damnosus Impetus)
12. Solbitur Ad Elfmuth (Ante Bellum)
13. Bellum (Humanes Resistentes Superabit)
14. Epilogus
|
|
評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤（Great)) 巷ではリリースされないといわれていたRhapsody in Blackが、こっそりとこのような形でひっそりとリリースされていました。ビックリですネ！おまけに言語まで違ってて、隠蔽工作もバッチリですネ！
ごめんなさい嘘つきました
本当はイタリア産のKey入りシンフォニックドラマティックブラックメタルバンドの1stフルレンスアルバムです。同じシンフォニックとはいえども、人殺ししちゃうぜヴァバアバゴボボグヘヘといったかんじのテンションのAnorexia Nervosaあたりとは違い、起伏を重用視し、必要とあらば民謡テイスト溢れる「村の曲」さえも叩き込んでくるタイプ。ボーカルがかなり特殊で、シャウトでもなく吐き捨て型でもなく、喉で息を吸い上げるような声？である。最初聞いたときは「これは何の楽器だろう」と思ってしまった。とにかくキーボードが派手。そしてクサイ。勇壮ながらどこか悲しげなトランペット満載の5、8なんか、その辺のB級バンドが裸足で逃げ出してしまうようなクサさである。ちょっとSear Blissみたいだね
7、9の展開のようにフォークメタルのような民謡パートと、ブラストでクサメロをまき散らしつつ爆走するパートの対比図がかなり面白く、良い起伏になってると思う。しかしどちらのパートもアホみたいにクサいので、人によってはつい笑ってしまうのではなかろうか。というか俺は笑った。民謡パートに傾きすぎず、走るところではブラストでしっかりと爆走してくれるのは嬉しいところであり、また好感が持てるね。13のような曲に代表される、そのあまりの楽曲群のクサメロ具合故に、かえってB級シンフォニッククサメタル最強無敵！という人の方がはまってしまう、そんなアルバムだと思う。ボーカルが目立たない歌い方をしているのは、かえって気にならなくて良いかもね。流石イタリア産だね！とか妙に納得してしまうほどの、クサいものをありったけぶち込んだ楽曲の数々を、皆様にも堪能していただきたいと思う次第です
|
|
Best tune : Charcharon (Damnosus Impetus)
ここまでクサクサな曲は、クサメタル界でもそうそうお目にかかることは出来ないと思います。笛とか、鐘の音とか、もうやりたい放題
|
|
トラックバックURL
http://www.xametal.net/impressions/tb.php/76
|
