1st
Opera Magna / El Ultimo Caballero
なにこれ

Track List :

01. Al otro lado del espejo
02. Horizontes de gloria
03. Largo viaje
04. El fuego de mi venganza
05. Un sueño, una esperanza
06. Lamentos en la oscuridad
07. Tierras de tormento
08. Mas allá de la muerte
09. La sangre del enemigo
10. El último caballero

評価 … ★★★★★★★☆☆☆(秀盤)

スペインのメロディックパワーメタルバンドの、事前にmp3を聞いてた人には待望だったかもしれないデビューアルバムです。

2006年現在多くのバンドがモダン化したり、クサさを忘れていっている中、感動的なまでに時代遅れな雰囲気の曲ばかりです。典型的な2000-2002年あたりにあった、ツインギターがハモったりソロったりKeyがやたらに壮大だったりピロピロしてたりすキラキラしてたりするアレです。デビューが遅れまくったからでしょうかね。ベッタベタです。加えて疾走ばっかりです。しかもスペイン語です。しかしオッケーです。というかだからこそオッケーです。

お約束であるインストに続く、俺達はこういうのが好きなんだ!といわんばかりのHorizontes De Gloriaでまずニヤける事確実です。ショボさと田舎くささとクサさがあいまったあのスペインがここにあります。そしてその感動は続くLargo Viajeでさらに高みへと導かれます。イントロのだせえギターリフを筆頭に、野暮ったいけど妙にワクワクさせるクサメロの後、来ます、クサい、サビが。超哀メロです。しかもそれがボーカルの必死なハイトーンに混じっていいですね、キテますよ。

次のEl Fuego De Mi Venganzaはさすがにもう大人しく来るかな?と思ってると、唐突に疾走です。しかも突撃時の角笛っぽいKeyがバックに居たりしてもうアホです。今度はダサいけど妙に頭に残る歌メロで攻撃をしてきます。間奏ではなんか中途半端に飛翔してたりします。なんだこれは。

インストをはさんでInmerso En El Fragorです。こいつはイントロのKeyのキメがいきなりダサいです。そして妙にドラムがクラッシュをばしばし叩いたりして展開して行き、パパパーとかクワイアとかを取り入れつつクサく進んでいきます。後半はだらだらやってるので、そのせいで7分を越えています。実に馬鹿馬鹿しくて素晴らしいですね。この曲はちょっとサビがどこなのかわかりにくいですがとりあえずKeyがクサいです。

似たような感じで2曲続いた後は、狂ったFreedom Callのような妙に躁なメロディで始まるLa Sangre Del Enemigoです。BメロでまたKeyが大変なことに。サビでコーラスとボーカルが入りが合ってないあたりにB級な感じがして素敵です。アルバムで一番明るい曲ですね。

そしてシメはなぜか12分を越える大局であるタイトルトラックEl Ultimo Caballeroです。とりあえず詰め込んで、そんで繋いでみろという感じの曲です。失笑できる程クサいですねこの曲は。サビは大合唱+Keyが壮大+ドラムはクラッシュをジャーン!ジャーン!となっております。凄い。そんな感じで盛り上がったり、静かになったりした後、10分前後から最加速し最後にこれでもか!と盛り上げてきます。しかもそれを繰り返す。うーんアホだ。最後は川の流れに昔のRhapsodyのインストみたいなのが流れて終わり。

惜しいね。英語で歌ってたらサウンドホリックのHidden Manicsは確実だったね。もしくはそこかSperitual Beastあたりで日本盤が出てたかも。このサイトに来る人ならニヤニヤするか失笑しちゃうポイントが盛りだくさんなので、とにかくクサくて速いのよこせって人はチェックしてみたらいいんじゃないかね。次は英語で歌ってください。

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Best tune : Largo Viaje

サビの

モーーデーーレェー!アロサーースヒェー!ノーデーレーデーヒェー!メバスゥェーーーースヮサァ!アーゥオサーーーイジャン!ポーギョディーーラーーベーーラーーミェー!



ノーデーレーデーヘー!の後ろで限界まで叫んでるボーカルが最高。実に良いサビだ。
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