2nd
Beholder / Wish for Destruction
怪!不気味幼稚園!

Track List :

1. Creation
2. Wish for Destruction
3. 7even
4. World Leaders
5. Beyond Science
6. Bleeding Town
7. Here Comes the Fire
8. Deadlock
9. Failure 617
10. Ultimate Elimination

評価 … ★★★★★★☆☆☆☆(良盤)

おお パトリックよ うまくなってしまうとはなにごとじゃ

そんな哀しみの言葉がつい唇から漏れてしまうほど成長した、イタリアンツインボーカルしかもKeyもいて、ツインギターだから7人だぜバンドBeholderの2nd Albumです。前作The Legend Beginsでは音質も悪く、歌メロもイマイチで、その突貫力とツインボーカルという珍しさだけがどうも印象に残っていたわけだが、今作はどうしてどうして凄いじゃありませんか。音質もしっかりと向上し、クソボーカル、お前脱退しろ、曲だけ書いてろとかミソクソにいわれてたっぽいPatrick Wire君が、哀しいことにだいぶまともになっているんですよ。Leanan Sidhe嬢の方もメタルっぽい歌い方(吐き捨て気味なところが特に気に入った)をするから、ようやくツインボーカルで良かったと思わせるに値するレベルになってきた

ドラゴン、剣、魔法、そんな他バンドらの手垢にまみれたコンセプトであった前作とは大きく方向性が違い、近未来でこんぴーたーがどうのこうのというのをコンセプトに据えたので、音楽性もそういうデジタルっぽいも加味したものになった。(5とか顕著だね)従って前作のようなゴージャスクサクササウンドは望むべくもないが、この方向性の変化は単純にBeholderというバンドの独自性を出すという点からしても歓迎であり、また彼らはその音楽性に合うだけの変化、つまり成長を遂げており、洗練された彼らの音楽性はそのコンセプトにもの凄くよく似合ってると思う。前作で感じた突進力をそのままに、2のようなスリリングな展開には諸手をあげて大喜び。さらに個人的趣向を上げて申し訳ないのだが、Keyがピアノの音を滅茶苦茶多用しているのでそれがとにかくツボい。こいつらは星の数ほどあるイタリアンメタルバンドの中からThy Majestieのように大きく抜け出たと言っていいでしょう。今後2のような曲が増えると個人的には嬉しいかな。Patrick Wire君にはウマヘタ街道を直走っていただきたいです。それにしても10の終わり方とかまでマジすげーいいかんじね。

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Best tune : Wish for Destruction

この、突進力に良い歌メロを乗っけたこんな曲を期待してたんだよね。全部がツボ。こういう曲をこれからバンドの武器としていくのなら、こんなに心強いことは無いなぁ
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