V.A. / The Eastern Tribute To Helloween
コスト削減のため近所の小学生に書かせました

Track List :

1. Future World
2. Before The War
3. How Many Tears
4. I Can
5. Judas
6. Victim Of Fate
7. I Want Out
8. Heavy Metal (Is The Law)

評価 … ★★★★★★★★★★(神盤)

1999年に世に何かの手違いで放たれた究極のHelloween侮辱トリビュートアルバム。

とりあえず富士山ってこんなもんじゃね?といううろ覚えで書いた鉛筆の先みたいな山に代表される適当すぎるジャケットに負けてはいけません。そりゃ脳内シナプスみたいに表現された太陽がキレ気味になるのもわかりますが、とりあえずまずは冷静にバンドを振り返ってみましょう。ジャケで誇らしげにカボチャがSK & CZと書いてるようにチェコとスロバキアのバンドだけです。

Future World / Crusader
Before The War / Suffocate
How Many Tears / Cruel Barbarian
I Can / Sonorous Reluctance
Judas / Salamandra
Victim Of Fate / Definition
I Want Out / Tristana
Heavy Metal (Is The Law) / Halloweer

Heavy Metalはもうハナからナメてかかってる名前ですね。素敵です。私は辛うじてSalamandraとTristanaは知ってますが他は全部知りません。リリースされた1999年当時全バンドを知ってた人はいたのでしょうか?

さて、内容に入ります。守護神伝第一章の名曲の一角を支えるFuture Worldから幕を開けますが、いきなりリフにあわせてドコドコしてるツーバスがありません。そして肝心の切り替え感を演出するスネアが3発ではなく2発なのでスカされた感がもりもりします。要するに台無しです。ボーカルは激しくMichel Kiskeを意識しているので、メタラーのOFF会でやれば「うまいじゃーん」と言われそうなのですが、調子にのってCDに収録してはいけません。つーかサビの入りの「Cause」を地声で言うな。なんだてめえ。畜生。

ここまででだいぶげんなりしますが、凄いのは次です。Suffocate。凄いです。ホント。このバンドデスメタルバンドなので、なんとデスアレンジしてるんですねー。へー。上手くやったらよさそうだよねー。でも実際はわかりやすく言うと、wwwおまwwっうぇwwwwwちょwwwww何このブラストwwwwwwギタソロカットすんなwwwうぇwww2分台って何その圧縮率wwwwww氏ねwwwwwww。以上です。このバンドはseven troopersに殺されるといいと思います。

2曲でブルデスのCDを3枚ぐらいぶっ通しで聞いたような疲労感を覚えますが、次は名曲How Many Tearsです。なんとイントロは軽やかにヴァイオリンが踊り、Bメロの裏でもそやつが素晴らしい演出をしています。これはいいじゃないか!と思いますが、ボーカルになんか生きる気力がかけてます。涙を流す前に死にそうです。大丈夫か。しっかりしろ。ドラムは明らかに打ちミスっている振りをしたりと高度な技術を披露してくれます。そして曲は2分ちかく圧縮されていてコンパクトに楽しめる作品に改良されています。きっとこの曲をKaiが聞いたら間違いなく泣きながらマーダラーしに行くことでしょう。バンドメンバーには速やかに海外逃亡を促したいところです。エロマンガ島とかどうでしょう。

自分のボーダーラインを極限まで落とせば聞ける曲を通過したあとで待ち構えているのはI Canです。しかし出来ていません。子供用ドラムでも叩いてるようなドラムの軽さは驚異的です。そのわりにハイハットだけうるさいです。どんなレコーディングとマスタリングとミキシングを経たのでしょうか?てかやってねえなこれは。そしてボーカルは最高にやる気がありません。おそらくポケットに両手を突っ込みながら歌っていたのでしょう。できねえよ!と思いつつ「I Can!」と言っている様子がまぶたに浮かんでは消えてゆきます。私がこのレコーディングに立ち会っていたらマイクごとこのボーカルを蹴倒していたでしょう。どこから連れてきたんだこんな逸材。余談ですがAメロのバッキングの演出が変わっているので、哀愁たっぷりのこの曲がよりいっそうの哀愁を醸し出しています。別の意味で。

曲はJudasへと続きます。このSalamandraは同年にデビューアルバムを出しているので、このトリビュートの中では非常にまともな部類に入るのですが、私は一つ聞きたい。Judasのイントロに「語り」なんて入ってましたっけ?

さてそう考えてるうちにVictim of Fateです。むしろコレは聞いてる俺のことだろといいたくなりますが、聞いてみましょう。・・・Bメロでボーカルがいっぱいいっぱいです。つーか泣きながら歌ってるだろコイツ。スローパートでは刺されたのでしょうか、悲痛なうめき声をあげています。サビは破壊されております。ビィックトンオブフェッ!とかクシャミでもしてるようなコーラスが入ります。本来曲が盛り上がっていく高揚感が、いつ曲が破綻するのかというスリリングさに摩り替わっているのが大きな特徴といえましょう。何故かドラムが「俺上手いだろ?」ってな感じに得意げにベチベチ叩いてるのが無意味でまた癪に障ります。

I Want Out参上です。非常にノリのいいこの曲ですが、曲名が全曲のVictim of Fateと同じく「俺が出て行きたいよ」と言いたい。イントロのドラムが「ポ テン」という恐ろしく迫力あるものなので、そこでガッツポーズなのですが、肝心の「I Want Out」のコーラスがあからさまに「とりあえずクラスの友達2人ぐらい連れてきて歌わせてみた」感もりもりです。それに負けないボーカルの音痴っぷりと、要所要所での投げ捨て気味な歌唱が見事です。殺意が芽生えます。

Heavy Metalの冒頭の拍手は、やっとこのCDが終わる事に対して向けられているのでしょう。わかります。その気持ち。ボーカルはKaiを1000倍ヘナチョコにした生き物なので全然Heavy Metalに聞こえません。瀕死メタルです。Aメロ歌いきったところで明らかに力尽きてますコイツ。速度だけはクソ速いです。そんなに早く終わらせたかったのか。

といったかんじで史上まれに見る「縦のラインがあってないのがデフォルト」という素晴らしいカバーアルバムは幕を閉じます。まぁ要するに「トリビュートする気ないだろ?」としか言い様が無い、比肩するもののない素晴らしい神々の競演だということです。私はこの作品をAndi Derisを認めないHelloween好き全員に聞かせて回ることを人生の目標としたいと思います。本当にありがとうございました。

Amazonで買えるバンドの作品一覧を見る

Best tune : Before The War

Helloweenを知ってる人に聞かせてわからなかった回数→(8)
トラックバックURL
http://www.xametal.net/impressions/tb.php/709
Topへ戻る

Xametal.net Review Script Ver 8.0-