TEN / Far Beyond The World
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Track List :
1. Scarlet And The Grey 2. Strange Land 3. What About Me? 4. Glimmer Of Evil 5. Last Of The Lovers 6. Heart Of A Lion 7. Black Shadows 8. High Tide 9. Far Beyond The World 10. Who Do You Want Love? 11. Outlawed And Notorious 12. The Soldier
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評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤(Great)) 英国出身のハードロックバンドTENの6thアルバム。なんか肌にあわねえだろうと思って敬遠してたんだが、聞いてみたら凄い良かったよ終わり。嘘。
基本的に俺がハードロックで好むのは快晴の空を思い起こさせるような躁系バンドなのだけれども、このバンドのこのアルバムはだるだる哀愁系と呼ぶのが相応しい叙情性がてんこもりだ。とかくけだるい。鬱までは行かない絶妙なメロディと、それを歌い上げるGary Hughesの上手くて曲に合う声質と、泣き過ぎだよ旦那って勢いのギターの構成は鬼に金棒だろうオイ。このアルバムは大雑把に分けるBlack Shadows, High Tideとかの激しい系、Scarlet And The Grey, Strange Landらのだるだる哀愁系、そしてバラードの3つに分けることが出来るが、中には曲ごと判別が難しいのもある。しかしそれを気にさせないぐらい説得力あるメロディがあるからあんまり気にならないんだよな。
個人的な趣向には、オープニングにしちゃあインパクトには欠けるが「あーだるそだね」といいたくなるだるだる哀愁系のScarlet And The Grey, その流れを受け継ぐStrange Land, ゆっくりとサビメロにあわせて体を揺らしたくなる柔らかバラードWhat About Me?と、同系のFar Beyond The Worldあたりが合致したのだが、それらを蹴散らして燦然とこのアルバム頂上に輝くのはOutlawed And Notoriousである。もうなにかを超越した感のあるこの曲は、聞くたびにサビで胸が締め付けられるような、まさに非の打ち所の無い名曲と呼ぶに相応しいクオリティ。ぶっちゃけ他はいいからこの曲を聞け。
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Best tune : Outlawed And Notorious
泣き過ぎのイントロのギター。サビの劇メロを歌い上げるGary Hughesにそのメロをなぞるギター!哀愁派もそうでない人も聞いておくべきだと思う。
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