2nd
Finist / Awakening
自然いっぱい。

Track List :

01 For Mankind
02 Don"t Wait For A Sign
03 Time Has Come
04 Battlefield
05 New Generation
06 We'll Change The World
07 Cranes Fly Away
08 The Awakening
09 Land Of The Free

評価 … ★★★★☆☆☆☆☆☆(数曲に光)

ウクライナのメロディック・(デス)パワーメタルバンドであるFinistの2枚目のアルバムです。1stは'Crosses Shall Burn'というタイトルで2002年に発売されました。で、こちらの2ndは2005年リリース。どちらもStellar Winter Recordsというところから出ています。ウクライナのバンドであることから容易に想像できますが、どちらももともとはカセットテープでのリリースのようですね。

さてこのFinistですがSaturiousという人が中心となっております(というか彼のプロジェクトなのかも)。この人はウクライナを代表するバンドであるNokturnal Mortumの元キーボード奏者ですね。Finistではベース、ギター、キーボード、民族楽器、ヴォーカルを担当。いっぱいやりますね。ほかにギタリストが3人、ゲストミュージシャンもいるようですね。フルートとか。ドラムは打ち込みのようです。

さて楽曲ですが、6の'We'll Change The World'とか典型的なストレートに疾走しているメロスピ曲といってよいでしょう。ウクライナ的臭さ満点のメロディを超へなちょこヴォーカルが歌っています。打ち込みドラムの音圧の無さ、サウンドプロダクションの悪さ故の薄っぺらさ、ふわりと覆いかぶさるシンセサウンド等完全にB級です。本当にありがとうございました。魅力といえるのは、彼の地のブラックメタルに聴かれるエスニックで郷愁を煽るメロディラインでしょうね。
5はブラックメタルっぽいヴォーカルと普通声ヴォーカルを使い分けたメロディがキャッチーすぎる曲です。こういうの聴くと全部デス声でやればいいのにとか思います。ほかにもデス声使ってる曲はあります。タイトルトラック8は8分台の大曲。途中で飽きる。9はGamma Rayのカヴァーです。これなんかの歌唱を聞くと第二のPandaemoniumでも目指してるのかなって感じですけど、まだ一歩及ばずといったところ。3はバラード。でもうたがへたなのでかんどうしない。

サウンドプロダクションに関してはウクライナならではの魅力とでも思っておけばいいでしょう。メロスピをやってみたかったのかな?


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Best tune : Battlefield

タイトルの通り勇壮な曲。完全にノリはヴァイキングメタルです。
このアルバムジャケットには似合わないなー。
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