Review Old Man's Child / Vermin

6th

Old Man's Child / Vermin
	Track List : 01 Enslaved and Condemned 02 The Plague of Sorrow 03 War of Fidelity 04 In Torment's Orbit 05 Lord of Command (Bringer of Hate) 06 The Flames of Deceit 07 Black Marvels of Death 08 Twilight Damnation 09 ...As Evil Descends
評価　…　★★★★★☆☆☆☆☆(地盤(Not bad)) ノルウェーの大御所ブラックメタルバンドDimmu BorgirのメンバーであるGalder氏のプロジェクトバンド、Old Man's Childの6枚目ぐらいのアルバム。たぶん。前作'In Defiance Of Existence'から約2年ぶりに2005年10月にリリースされました。ドラムは今回はReno H. Kiilerichという人がプレイしています。ヴォーカル、ギター、ベース、キーボードはGalderさんです。作曲と作詞もGalderさんが全部行っています。レーベルは変わらずCentury Mediaですね。さてこのアルバムやっていることはシンフォニックブラックメタルのお手本のような作品に仕上がっています。Keyを使って作り上げたゴージャスなサウンドや流麗なギターソロがふんだんに用いられています。有名レーベルですから音質の方も非常にクリアで透き通っています。そういうわけであまりブラックメタルではないです。邪悪さとかどろどろしたものは感じないんですね。ヴォーカルのスタイルにしても、ギターのサウンドやリフにしてもあまりブラックメタル的ではなくどちらかというと最近流行のデスラッシュ系に近いんじゃないでしょうか…、いやあんまり適当なことを書くのもよろしくないか。でもあまりこれをブラックメタルと言いたくないな。でどの曲もけっこう複雑で、ストレートに突っ走るタイプではない。ところどころﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀとブラスト（？）をかましていたりもするのだが、ミドルテンポ主体なのです。Twiligh Damnationなんかは頭から疾走しますが。アルバムを通して、畳み掛けるような勢いは無いですね。ギターがクリアな分かなりざくざくしていますから、切り込みは鋭いです。曲はどれも微妙にわかりにくくてよく出来ていると思います。安心して聴けます。でも私的にはそれだけでした。好きな人はどうぞ。評価は好みです。
Best tune : Black Marvels of Death メロディが臭すぎです。ここまで来るとかなり清々しいのでは。
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