4th
Vision Divine / The Perfect Machine
やっべー首とれそう

Track List :

1. The Perfect Machine
2. 1st Day of a Never-Ending day
3. The Ancestor's Blood
4. Land of Fear
5. God is Dead
6. Rising Sun
7. Here in 6048
8. The River
9. Now That You've Gone
10. The Needle Lies (Queensryche Cover)

評価 … ★★★★☆☆☆☆☆☆(数曲に光)

来日公演でMichele Luppiが新イタリアンメタルの至宝声を披露していった記憶も新しいVision Divineの4thアルバム。

1st, 2ndのころとは別バンドのような印象を与えるまでのMichele Luppiのボーカルは当然健在で、バンドのリーダーでありながら同時に癌でもあるOlaf Thorsenのギターにがっくりする我々を慰めてくれること請け合いだ。個人的には彼の声質でのハモりがとても気持ちよくて好きなので、今作はそれが多いから嬉しい。The Ancestor's Bloodではなかなか緊張感のある演奏パートが美味しかったり、God is DeadLabyrintの4thにありそうな感じで展開されたりライドがチンチンしてたりと、耳を惹くパートは多く悪くない。しかし前作においてはColours Of My World, La Vita Fugge, Shadesといった曲が要所を固めていたので個人的によかったのだが、近作は雰囲気はそのままにミドルを中心に全体的に曲が良くなったけれどキラーチューンの不在って感触なのがちょっと気になるところかな。結局のところボーカルが格を上げてるんだなーという結論に落ち着いてしまうのが哀しい。クサ過ぎず、プログレすぎず、ショボくもないという点では評価してるのだけれども、1stから課題である歌メロ・メロディの説得力というかその変がいまだに補完されきってないと思うんだよな。仮にそれをやって疾走してくれたりしたらLabyrinthの4th系の傑作が出来そうなのになーとつくづく残念だ。

前作、来日公演、そして今作と聴いてみてつくづく実感することはOlaf Thorsenは結局メンバーの足手まといになってるよなぁということだ。たとえば1曲目The Perfect Machineを聴いてても「おお!?きたんじゃねコレ」と思うのはキーボードがオラオラやり始めるところからだからなぁ。キーボードに関してはイイヨイイヨーと思うときは何度もあるが、ギターにはあまり思わんぞ。まぁ俺がギター不感症気味なのもあるだろうけどさ。なんか最近(11/1の時点)聞いたニュースだと、Olafはソロプロジェクトやるそうだから、Olafにはそっちに専念して頂いて、セカンドのギタリストの彼とProjectoのギターを連れてきて、息切れ気味のイタリアンメタルにカンフル剤を打ち込め!てゆーかそれはOlafVision Divineに専念した展開と同じィ!とか妄想が逞しくなってきたのでこの辺でさようなら。

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Best tune : God is Dead

疾走+Luppiのハモリ+ライドチンチン
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