4th
Darkane / Layers of Lies
これが・・・エクトプラズムッ・・・!

Track List :

1. Amnesia of the Wildoerian Apocalypse
2. Secondary Effects
3. Organic Canvas

4. Fading Dimensions
5. Layers of Lies
6. Godforsaken Universe
7. Klastrophobic Hibernation
8. Vision of Degradation
9. Contaminated
10. Maelstrom Crisis
11. Decadent Messiah
12. The Creation Insane

評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤(Great))

正直このバンドに俺はまったく全然興味が無かった。一応バンド名ぐらいは知っていたが、はいはいモヒタイプモヒタイプ程度の扱いだったのに、その印象を激変させたのは彼らが公開したSecondary Effectsのビデオだった。入りから押し寄せる音の格好良さに、何度も何度も聴いているうちにさらに深くへと嵌ってしまい、こんな駄文を垂れ流すに至ってしまった。そんなDarkaneの4thがこれである。

過去3作を俺は聞いたことがないから比較とかはまったく出来ないのだけれども、もうなんていうかどうしようも無く「カッコイイ」。すべてはコレに集約される。俺はこんなサイトをいじくっているから当然クサメトゥ大好きーーーッ!な人間なんだけれども、そんな俺をしてメロディ的な意味でのクサみのかけらも感じられないこの作品にハマるその理由は、やはりダイナミズムを手数の密度の方さで産み出すPeter Wildoerの鬼のようなカコヨイドラミングと、ツインギターのメロスピではまずありえないリフとバッキングのカコヨサと、Andreas Sydownの上手くカコヨイ咆哮、ノーマルボイスの曲にあった効果的な使い分けといった強固な地盤があり、その全ての組み合わせがハイレベルだからという事に他ならない。それにメロディアスだけど重く、速くて、アグレッシヴ、だけども歌メロは鬱系ながらもカタルシスを感じさせてくれる、普通はなかなかお目にかかることの出来ないこれら複数の要素のミックスされた曲作りときたら、こりゃあもうたまらんて話ですよ。それはメタルならではの格好良さではないですかね。俺はそう思う。

サビの部分がちょっと似通ってる曲が多いので、一瞬混同してしまうこともあるけれどもまー気にならんですよ。Toysのサイトに「デス/ブラック/スラッシュ/ハードコア/インダストリアル/テクニカル/メロディアス/ドラマティック等あらゆるへヴィ・メタル・エッセンスが核融合を起こした超強力バンド」と紹介されてたけれども間違いないねこりゃ。1~8, 12が特にお気に入り。前半だけなら評価もう一段階上。しっかしドラムとボーカルは好みのタイプだなぁ。

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Best tune : Secondary Effects & Organic Canvas

Secondary Effectsはもうエアドラムとエアギターを誘発させずにはいられないギターとドラムのカラミを聴いてるだけで死ねる。Born a beastとつぶやき声と叫び声が重なるところと、後半のサビの繰り返し直前のブレイクはこの疾走感の中では効果的すぎます。たまりません。

Organic CanvasはABメロでの密度が一気に開放されたようなサビが、黒い開放感を産み出しててたまらん。両曲とも合唱したくなるよ俺は。
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