Darkthrone / Transilvanian Hunger
顔、蝋燭の向こうに

Track List :

01 Transilvanian Hunger
02 Over Fjell Og Gjennom Torner
03 Skald Av Satans Sol
04 Slottet I Det Fjerne
05 Graven Takeheimens Saler
06 I en Hall Med Flesk Og Mjod
07 As Flittermice as Satans Spys
08 En as I Dype Skogen

評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤(Great))

1994年に発売されたDarkthroneの4thアルバムです。このアルバムを以って、一般的に言われる2ndからのDarkthrone3部作が終焉を迎えることになりまが、発表以来今日に至るまで多くのフォロワーを生み出し続けてきたこのアルバムが最も有名な作品と言うことになるのでしょうか。所謂Transilvanian Hungerタイプというものですが、このての音楽を聴く方たちであればまあ耳にしたことがあるのではないでしょうか。まあ本家のDarkthroneにとっては、4枚目のアルバムということで2nd移行の作品の流れを完全に継承したものであるということは言うまでもないことですね。

'Transilvanian Hunder'は3部作の中でもとりわけメロディアスであるとよく言われます。所謂メロディアスなメタルと言うのではなく、ギターの紡ぎ出すメロディーが強調されているという点において充分にメロディアスなブラックメタルであると言う事はできるでしょう。シンプルながらもメロディアスなフレーズが繰り返されます。近年のプリミティブブラックメタルバンドでは、さらにメロディが強調された音楽をプレイしている人たちも多いですね。

またこのアルバムでは、Graven Takeheimens Saler、I en Hall Med Flesk Og Mjod、As Flittermice as Satans Spys、En as I Dype Skogenにおいて、同郷のブラックメタルミュージシャンであるBurzumのカウント・グリシュナックことヴァーグ・ヴァイカーネスが作詞を行っています。これらの曲のうちI en~を除く3曲はノルウェー語の歌詞となっており、その点はBurzumと一緒ですね。当時のBurzumもDarkthroneも同じシーンに属していた同志であり実際に交友もあったようですがノルウェー語がわからない以上、ヴァーグの伝えたかったであろう詞を理解することはできません。しかしせめて曲を聴き彼の綴った詞を聴くとき当時のアンダーグラウンドシーンに思いを馳せてみるのも悪くはないかもしれません。

もちろん発売レーベルは当時と変わらずPeacevilleですが、現在売っているものは2003年発売となっていますのでの再発盤なのでしょう。Disk Unionでは日本語解説付きバージョンも売られていました。数量限定かどうかはよくわかりません。ちなみにこのデジパックというやつは、ちょっと触ると指紋がすぐ付いてしかも目立つし、あまり好きではないのだよねー。黒いから指紋が目立つというのはかなりあるでしょうが。でもまあケースなんて普段はしまっておくものだし、そんなことは気にしないで聴きましょうね。どうでもいいけど、白塗り&蝋燭なジャケットはMayhemのLive in Leipzigに構図的には似てるよね。

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Best tune : Graven Takeheimens Saler

3:00前後のギターのメロディーが凄く(・∀・)イイ!!曲ですね。ドラムも跳ねるような感じでおもしろいです。
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