1st
Aquaria / Luxaeterna
最初の予定のジャケはこれより酷かったらしい

Track List :

1. Eterna Lux
2. And Let the Show Begin
3. Here Comes the Life
4. Spirits of Light
5. Humanity
6. Whispers and Pain of Mother Nature
7. Choice Time
8. Judgement Day
9. Your Majesty Gaia
10. Luxaeterna
11. Sons Of The Sky,Brothers Of The Earth (Bonus Track)

評価 … ★★★★★★☆☆☆☆(良盤)

古くは1stデモであるHere Comes The Lifeの頃から、我々にデビューを嘱望されていたブラジルのシンフォニックメタルバンドAquariaのデビューアルバム。元はUirapuruと名乗っており2枚のデモを出した後改名に至る。実は僕らのSoundholicから出る予定だったのだが、いつの間にかMarquee/Avalonから出ることになった課程は不明だ。所謂大人の事情ってやつか。閑話休題、2枚目のデモFlames of Trinityはどうだったか知らないが、1stデモHere Comes The Lifeの頃は同郷のAllegroIlton Nogueiraが歌っていたが、このアルバムでは元Endless/現IllusionsVitor Veigaが歌っている。このVitor Veiga、まだまだ甘さこそのこるもののEndless時代とは比べものにならないほどレベルアップしており良く伸びるハイトーンは聖なる雰囲気に溢れた楽曲に良くあっていて、まずはデモ時代を聴いていた者にとって気になっていたポイントはクリアしたというところだ

音楽性は思わず笑ってしまうほどAngraの大いなる翼の元でスクスクと育った事が一聴してわかるシンフォニックパワーメタルだ。特にAngraの2ndと4thの雰囲気に近いが、もっとストレートなかんじ。ただ派手さはプロデューサーにSascha PaethとエンジアニアにPhilip Colodittiという豪勢なサポートを招いた甲斐もあってAngraの5割増しほどであり、オープニングチューンAnd let the Show Beginのイントロだけでもシンフォニックパワーメタル好きにはたまらないほどの良い意味でのやりすぎ感に溢れていて心地よい。起伏にも富んでいるので昨今の新人と比べてみると出色の存在であることは容易に推察できる

だけど自分が気になったことはセルフパクリがちょこちょこ顔を出してくることと、リアルパクリがあったりするということですなぁ。Spirits of LightCarolina Ⅳのカバーかと思ったわい。それと根本的な話として俺はてっきり2ndデモのVioletみたいな路線で行くとおもってたから、似てるけどなんか違う!って思いに駆られてしまうんだよなぁ。でも、ま、それに捕らわれる事なく聴いてみると、やや長尺ながらもなかなかのクサっぷりに溢れた楽曲が楽しめて良いですな。Choice Timeの5:30秒過ぎのブラストとシンセが絡むところなんかは身震いがするほどだよ。既に書いたけどやっぱりこういう曲聴いてると新人の中では格が違うと思うねぇ。個人的にはボートラのSons Of The Sky,Brothers Of The Earthみたいな感じで、もうちょい楽曲をコンパクトにまとめてくれたら言うこと無しです

あと余談ですが2ndデモの曲らはこの後に出るミニCDか2ndアルバムに収録されると言われておりますので、あれらに心奪われてた人は期待しましょう。てか既存の曲から抜けた時が勝負になりそうだよね。シンフォニックパワーメタル好きの人は評価は+1~2で見ると貴方にとっては適切かも?

ドラムはブラジルらしく爆走しつつ手数多めでイイカンジ♪

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Best tune : And Let the Show Begin

ドラマティックな曲とはこういう事か。空を飛ぶときに聴きたい曲ですね
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