1st
Falconer / Falconer
まのうぉーきる!

Track List :

1. Upon the Grave of Guilt
2. Herasy in Disguise
3. Wings of Serenity
4. A Quest for the Crown
5. Mindtraveller
6. Entering Eternity
7. Royal Galley
8. Substitutional World
9. Lord of the Blacksmiths
10. The Past Still Lives On
11. Per Tyrssons Döttrar i Vänge

評価 … ★★★★★★☆☆☆☆(良盤)

ヴァイキングメタルバンドであったにもかかわらず日本盤が出てヤッターと思ってたら解散した貴重なバンドMithotyn・・・のギタリストであったStefan Weinerhallが結成したヴァイキング・トラッド風味の漢メタルバンドの1stアルバム。訳すと鷹匠という名前に相応しく雰囲気としては初期~中期のBlind Gurdianあたりに通じるものがあるかな。本来この手合いのバンドは苦手である自分が珍しくこのバンドを気に入ってる(1stだけだけど)理由は、まずボーカルのまろやかさというか力強くも艶のある声が結構のばし気味な歌メロと合致してとても心地よく耳当たりが良い事と、疾走感による猪突猛進する猪武者的な漢っぷりと、メロウなギター、そして少量のヴァイキング・トラッドのさじ加減が気持ちよく融合しているからなのだ。偉そうにこんな事言ってるが、初めて聴いたときは「うわーキーボード入ってないしツマンネェ」とか思っていた事は秘密だ。

オープニングを怒濤の勢いで飾るUpon The Grave of Guilt、女性ボーカルも入ってのサビのコーラスが美味しいWings of Serenity、起伏ある展開という言葉を具現化したようなMindtraveller、0秒から突っ走る最速曲Royal Galley、途中から突っ走り始めるEntering Eternity、といった疾走曲群はとりあえずイケメンである。オットコマエである。というか多いな疾走曲。まぁいい。それらの間に挟まっているHeresy In Disguiseも歌メロがカッコイイし、A Quest For The Crownは曲名がまずRhapsodyに近いが音楽生も近く、牧歌的に始まり漢汁をまき散らしまた平和に戻るといった雰囲気で楽しい。Per Tyrssons Döttrar i Vängeは現地語で歌っているので新鮮だ。全部だったら閉口するかもしれないが。

全体として場合、もうちょい曲ごとに雰囲気に差別化が図れていたらなとか、音質がちょっと霞がかった感があるのでもどかしいのぅという感想も抱かなくはないが楽しめる作品だと思う。曲の練られ方もそうだが、ギターとベースがカッコイイぜウヒョーという面もあるので、時間的には前後するがHibriaとか気に入ったなら良いかもしれないね。ちなみに2ndと3rdはあんま好きじゃないです。ハイ

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Best tune : Wings of Serenity

Upon The Grave of GuiltMindtravellerとこれとどれにするか迷ったが、久々に何気なく聴いてみて虜にしてくれたのはこの曲なので選出。コーラスとサビの絡みだけでもたまらんのに、終わり際の畳みかけは反則。この漢の哀メロに背中で泣け
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