Review Soul Demise / In Vain

Soul Demise / In Vain
	Track List : 1.In Vain 2.Naive 3.Trapped in a Body 4.Inside My Emptiness 5.Amnesia 6.Cancer 7.Darkness Within 8.Eventually We Will Die 9.Towards The Gate 10.Downwards To Deliverance 11.Passing Away
評価　…　★★★★★★★★★☆(仏盤) ドイツ産メロディック･デス/デスラッシュバンドの2ndアルバム。こいつは素晴らしい！所謂スウェディッシュ・メロデスな1stから基本的なスタイルは変わっていないが、より洗練されたメロディと鋭さを増したリフで構成される楽曲郡からは、晩年のAT THE GATESや1stMini時代のDIMENSION ZEROを引き合いに出してもさほど遜色は感じられない程の成長が感じられる。アルバムのオープニング･ナンバーである#1 "In Vain"と、DZの"Through The Virgin Sky"の冒頭のギター･リフが思いっきり酷似していたりしてオリジナリティは皆無だが、本家に迫らんとする勢いの前にはそんな事を言うこと自体が馬鹿馬鹿しく思えてくる。アルバムは前述のバンドをモロに彷彿させるリフを主体に、叙情的なツイン･ギターのハモりを交えつつ、終始アグレッシヴ&ハイスピードなリズムで突進していく。そしてここぞという時に入るギター･ソロがめっちゃスリリングな上に扇情力抜群なもんだからもう堪らない。そんな理想的な展開が手を変え品を変えほぼ全曲で繰り広げられているので、そこからもたらされる破壊力は当然ながら凄まじい物になってくる。決して今風の音楽性ではないが、AT THE GATES直系の古き良きメロデスがここに受け継がれているということを肌で感じさせてくれる逸品だ。パクリがどうこうなんてのは知ったことではないが、晩年のAT THE GATESが好きな人種は常にこういう音を求めているはず。 Soul Demise Official オフィシャルで#2 "Naive"が試聴できる。だがアルバムにはもっと強力な曲が沢山有るぞ。特に#3 "Trapped in A Body"は珠玉の出来。凄まじい泣きを発散するギター･ソロで即ノックアウトされてしまった。 [モヒ]
Best tune : Trapped in a Body 血沸き肉踊る典型的なスウェディッシュ･メロデス。禍々しいながらもどこかメロディックなリフで爆走→ヴァースではロウなギターで悲しみを表現→超扇情的なギター･ソロで失禁爆発ってな具合の名曲仕様。素晴らしい。手数で押しまくり各所で絶妙なアタックを決めるドラムや、以外にメロディアスなベースも必聴。
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