1st
Dol Ammad / Star Tales
正直なところ、見つめ続けてると気持ち悪い

Track List :

1. Dreamport
2. Eclipse (Corona of The Sun)
3. Weaver's Dance
4. Boxed Daylight (Part I)
5. Boxed Daylight (Part II)
6. The Veil (Seven-Face Danger)
7. Back To The Zone
8. Master of All
9. The Hill Of Hope
10. Birth of Kruug
11. Vortex 3003
12. Mission Butterfly

評価 … ★★★★☆☆☆☆☆☆(数曲に光)

ギリシャから来たスペーシーシンフォニックメタルバンドDol Ammadの1stアルバム。このバンドにはリードボーカルがおらず、Europa Choirという総勢12人(男6/女6)のコーラス隊が歌っているのが特徴だ。ゲストにRhapsodyAlex Holzwarthが参加しすべてのドラムを叩いている。突貫力とどっしりとしたその存在感はSascha Paethあたりのいつもの音作りと相俟って非常によろしく、Vortex 3003ではブラストまで披露している。ニクイぜ

バンドの音は従来のシンフォニックメタルとは一線を画するアルバム名Star Talesに相応しいスペーシーな雰囲気を醸し出すThanasis Lightbridgeのキーボードが非常に印象的な、ともすればトランスに聞こえなくもないようなものが中心だ。ボーカルが居ない+コーラス隊のみということで僕が考えていたのはベートーベンの第9のようなものだったのだが、そういうわけではなく歌がないところは徹底して歌がないので突然コーラスが沸いてくるような印象がある。Weaver's Danceあたりは最初7分半以上もあるのにインストかなにかかと思ってしまった。結構そんなかんじでアルバムは続いていくので、コーラスが始まるまではイマイチだらけるような印象を抱いた。全体をスペーシーな雰囲気で統一するものは結構珍しいので、最初は面白いんだけれども最終的には疾走しているEclipse (Corona Of The Sun)、Master of All、Vortex 3003あたりしか聞かなくなるようになるのは別にメロスパーでなくてもしょうがないと思う。要するにずっとメロスピバンドの1曲目聴かされてるかんじなのだ。せっかく男女6人6人でバランス良くいるんだから、AメロBメロで男女別で分けてサビで全員で合唱といった使い分けをしたりすればいいのにね。アイデアはもんの凄い良いのに生かし切れてない気がするなぁ。実にもったいない未来ある素材だ。疾走曲の高揚感はThanasis Lightbridgeのナイスセンスも加わって非常に高いので、次は全曲疾走曲で前述したようにやって下さい。それがキモスパークオリティ

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Best tune : Eclipse (Corona of The Sun)

Vortex 3003と迷った。緊張感のあるKeyメロが好き。転がるような使い方も好き。ガンバレThanasis Lightbridge
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