Valar / Magic and Wyrmfire
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Track List :
1. Wanderlust (The Roads go ever on) 2. Gil-Galad 3. Crown of Dirmanesti 4. Where Dragons Forever War 5. Storm Over Krynn 6. Death Gate Cycle 7. Har-Isaroth 8. Tale of the King Under The Mountain 9. Rivendell 2001 10. At the Silent Shores (Towards the great Unknown)
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評価 … ★★★★★☆☆☆☆☆(地盤(Not bad)) フィンランドのSymphonic / Fantasy Black Metalバンドの1st Album。Dragongod Narqathなる恥ずかしすぎる格好良すぎる方の一人プロジェクトです。音楽性は、近い音像としてはSummoning やStormlord当たりにとても近く、終始シンセサイザーによる圧倒的にシンフォニックでファンタジックな、Where Dragons Forever War、Tale of the King Under The Mountainといった曲名に恥じない世界が展開されていいます。それがあまりにも凄いので、なんというかわかる人にだけわかるようなたとえで恐縮だが、ドラゴンクエストであるとかファイナルファンタジーといったゲームのBGMとして流してもあんまり違和感はないようなそんな感じ。インストである7なんかは本領発揮といったところだね。Stormlordを引き合いに出したわけだが、わめき系のかのボーカルとは違いDragongod Narqathは低く押しつぶされた声で歌っている。演奏が派手なのでややもすればかき消され気味に聞こえるほどなところが面白い。さらにStormlordと違うところは激烈疾走というわけではなく、楽曲の多くはゆったりめの速度で展開されるところか。
楽曲は当然ながらクサクサでなかなか楽しいのだけれども、キーボードがむやみやたらに同じフレーズを繰り返すのが多いのでちょっといらいらするなぁ。あと打ち込みのドラムがちと弱くて情けないし、ギターの存在意義があまり見いだせないのもちょっとあれだから、ボーカルの弱さを補完する面から見てももう少しアグレッシヴにしてみてもいいんじゃないかな。この欠点修復のためにはやっぱり正式なメンバーを雇ってアドバイスかなんかがあった方が良いんじゃないのだろうか。とりあえずこのクサファンタジック路線は悪くないので、その辺強化して欲しいです、はい。
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Best tune : Tale of the King Under The Mountain
Elvenking in Blackってなかんじですね。Keyがひたすらに民謡調で責め立ててくるので大笑い
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