Dakota / Deep 6

Track List :

1. Brothers In Arms
2. Holdin’Your Own
3. Back To Me
4. Not So Much In Love
5. What Were You Thinkin’?
6. That Awful Day
7. Eye Of The Storm
8. Not Just The Night
9. Right This Minute
10. Shut Up And Drive
11. The Ride
12. Luck, Time & Mind
13. Deep 6

評価 … ★★★★★★★★★★(神盤)

※このレビューはかなり個人的主観が入るので、あしからず。

彼らの名はDakota。USA出身のkey入りメロディック・ハードバンドである。
正確には良くわからないが、たぶんコレは6枚目のアルバムだ。だから?とか言わないでくれると助かる。因みにあまり関係ないが、Xametal.net管理人総元締Yudai氏が推しまくるDakonaではない。…元に戻そう。彼らはナカナカに年齢を重ねたメンバーである。アルバム一枚出すたびに結構インターバルをあけてくる傾向にあり、何枚目かの時は10年以上あけている。ってゆーか、それはただ単に活動休止していただけであるのだが。だからー??とか言わないでくれると助かる。

彼らの名はDakota。彼らはHRマニアの間では、通称「AORマスター」の称号を与えられているほどのバンドらしい。「らしい」というのは、あまり良くない言葉だ。知ったかぶりをする時にコレほど利便性のある言葉は無い。話がそれるのも、またじつに良くない。

彼らの名はDakota。通称「AORマスター」と呼ばれるだけの事はあって、じつにメロディー作りが多彩で素晴らしいのである。彼らは、爽やかハードポップチューン~哀愁系ミドルナンバー~おしめり感涙バラードと、なんでもこなす。少なくともこのアルバムではそういう傾向だ。そしてどのパターンに於いても、メロハー・ファンの心を擽る仕掛けが満載なのである。#1のような曲ではピアノやアコギを絡めた爽快チューンながらも、哀愁感を伴いながらどこか透明感のあるA・Bメロ、それでいて雨上がりの空に駆け上がるかのような流麗なサビ。マジでたまらない。#5などもサビ部分を除けば、比較的それに近いミディアムバラードだ。間奏のシンフォニックなKeyが盛り上がりに花を添えるあたりが、なんとも胸を締め付ける。#7はプログレッシヴなイントロから始まり、「おや?」とか一瞬思わせるのだが、途端に軽快ナンバーに早変わり。彼らのユーモア溢れるセンスが滲み出ている、じつに心憎い演出だ。

彼らの名はDakota。上記のとおり、「歌メロがじつに秀逸だ」というのは少しは分かっていただけたと思うのだが、彼らはコレに終わらない。そう、メロハーには欠かせないコーラスワークだ。少なくとも自分はかなり重視している。メインヴォーカルJerryのマイルドでいて力強い声質、そして他メンバーによるコーラスにての美しいハーモニー。このコラボが破格に優れもので絶品なのである。ベテランだからこそ成し得る業なのか?この抜群のコーラスワークが、ほぼ全ての楽曲に登場する上に歌メロ秀逸…とくるのだから「AORマスター」と呼ばれるのも納得がいくものである。
因みに#13なんかは、その自身の表れなのか、オール・アカペラで攻め立てる大奉仕だ。決して甘くなりすぎずかといってハードになり過ぎずの、この絶妙なバランス感覚、、、ただ溜め息が漏れる。

彼らの名はDakota。他の何に似ることの無い、じつに独創性を持った素晴らしき4ピースHRバンド。季節を問わず、ひとつひとつの音像を楽しみ噛み締めながら聴くことができる。。。そんなアルバム"Deep 6"
一体このメロディセンス溢れるパワーの源は、どこから来るのか…?   もう降参だ。マイッタ…。



彼らの名はDakota。そしてココは…     Xametal.net(笑

【ひでぽん】

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Best tune : 全部

神盤』とは、自分にとってはそういうものである。
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