Final Chapter / The WizardQueen
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Track List :
1. Intro 2. The WizardQueen 3. The Beginning 4. The Old Man 5. The One Who Cannot Love 6. The Ballad Of The Queen 7. The Temple Of Fear 8. The King Of The Court 9. The Fight 10. The Resurrection 11. The Arrival Of The Queen 12. The Search
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評価 … ★★★☆☆☆☆☆☆☆(円盤(よくあるタイプ)) 往々にしてシンフォニックパワーメタルというのは、そのファンが愚直盲目なまでにポジティブな箇所を見つけ「最強!最強!」と連呼するのと似て、トラックリストにTheとかofが多いというのがだいたい相場なのだがイントロ以外全てにTheをぶち込んできたバンドを俺は知らなかった。別に知らなくてもよかったかもしれない。というわけでこちらがあまりの情報のなさに長いこと動向を気にされてきたFinal Chapterのデビューアルバムである。その動向の気にされかたたるやなかなかのものであり、まさかBC級バンドではあるまい、Hidden Maniac Seriesで出るくらいだし!と思った俺が大馬鹿者だったよありがとう。感謝しよう。老人のごとくみんなに感謝しまくる青春パンクのように感謝しよう。
おそらく2001年あたりにリリースしていればそれなりの評価は受けられたのでしょうが、激動の2002年を通過済みのメロディックパワーメタル界にはあまりにも力不足なバンドといえましょう。ショボすぎるプロダクションでシンフォニックメタルをやるという、目隠しして歩行者天国を全速力で自転車で疾走するというような真似はよろしくありませんね。質として近いバンドとしてLogar's DiaryやHoly Knightsがあげられます。はい。B級シンフォニックメタルワールドへようこそ!ちゃんちゃん。・・というか過剰なまでのクサい要素をぶち込むわけでもなく、気持ち悪い歌メロでとりこにしてくるわけでもないこのアルバムは、とてつもなく中途半端な作品であるといえましょう。連動するようにツインボーカルの男の方は典型的な不安定野郎で、女性は歌い回しが力みすぎて気持ち悪いというホトホト困る二人で、二人が、どうしよう。まぁ2、8とかはそれなりにウケそうな構成をしているのでBC級を極めたい方ならお手にとって見るのもいいのではないでしょうか(唯一の温情箇所)僕は2のHansi Kurschを100倍薄めたような力んだ男性ボーカルが、無理すぎるハイトーンで「ウィザァードクイイイイ↑↑↑↑↑ーーーン」と絶唱する箇所にに笑ってしまいましたが。なお10曲目にEdguyのTobias Sammetが参加してますが俺はあのハゲはキライなんだよ。ちくしょう。
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Best tune : The Arrival Of The Queen
前半は面白くありませんが2:48から展開される幸せのメロディーは、バックで鳴りまくる鐘の音と調和してよろしいです。こういう曲と鬱メロの疾走曲の相乗効果を上手く計れればね・・・。
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