1. Birth Of The Three (The Unification) 2. Ocean Land (The Revelation) 3. The Kiss Of Babylon (The Sins) 4. A'salk 5. Halo Dies (The Wrath Of God) 6. A Call To Awake (The Quest) 7. Building The Ark 8. Norra El Norra (Entering The Ark) 9. The Calm Before The Flood 10. Mabool (The Flood) 11. The Storm Still Rages 12. Rainbow (The Resurrection)
徹頭徹尾ミドルテンポで楽曲は構成されて行きますが、一つ一つの展開が妖しげかつ叙情性を含んだ同ベクトルの空気を持って流れて行くことにより、展開の為の展開には陥らない見事な統一感に溢れたアルバムとなっています。個人的にはもう少し中近東のイメージを露骨にデフォルメしたかのようなねちっこいメロディを持っていた方が好みだったと思うのですが、現地人が屈託無くその国の情景を音で再現したかのような嘘臭さ皆無の描写・迫力には脱帽。少々不満と書いたメロディ面においても#1「Birth of The Three」のソロパートや、#6「A Call To Awake」の哀愁メロディアス・ハード的アプローチ、9分と長尺ながら全編に渡ってメロディアスな#11「Storm Still Rages」等々、強烈に耳を惹きつけるフックも持ち合わせています。