Disillusion / Back To Times of Splendor
こういうジャケ好き

Track List :

1. ...And The Mirror Cracked
2. Fall
3. Alone I Stand In Fires
4. Back To Times Of Splendor
5. A Day By The Lake
6. The Sleep Of Restless Hours

評価 … ★★★★★★★★★☆(仏盤)

*クササSoilwork

Metal Bladeが放つドイツのメロディック・プログ・デスメタルバンドによる1stアルバム。
以上長々と書いてきましたが、つまり何が言いたいって










イケメン!





閉幕



わっしょい!
そんなわけでこの点数です。終わり(; ゚∀゚)=3

以下駄文。


音楽性としては、構築感溢れるリフの節々に「Natural Born Chaos」以降のSoilwork型プログ・デスの影響を強く感じ取れるタイプのモノで、そこにCarnal Forge的なデスラッシュのスピード感とOpethタイプのクリーントーンパート・長尺リフ展開によるドラマ性を付加したデスメタル、いやさメタルといった趣のバンドです。誤解を恐れずに形容するならば正に”前衛型Soilwork”。そう言っても嘘にはならない程のクオリティを持ったバンドの日本上陸ですよこれは。

長尺曲が多い、と言うと(; ´Д`)ダルーと思ってしまう方も多いと思うのですが、聴いてみればDisillusionの曲造りの妙に引き込まれること受けあいです。#1「...And The Mirror Cracked」(8:27)を例に挙げると、まず前半3:30でコンパクトに曲の主題をまとめあげ、そこからゆったりとしたワルツパートが始まります。最中にクリーントーンによるOpeth系ソロが挟まれ、その後ヘヴィロックな音像をピアノやアコースティックギターが色付けすることにより、脳に直接「こっちおいでよ、、」とばかり訴えかけてくるかのような魔力を持った中盤の展開、、、そして6:32から主題に戻った時に沸き起こるカタルシス・・・

そんな曲が並びます。

とにかく前半3分前後で纏め上げられる主題が素晴らしい。これ単体だけで今のSoilworkより俺は好きだったりするのですが、静寂パートやリフに次ぐリフの応酬によるドラマ性、さり気なく挟まれるクリーントーンソロといったOpethサイドの手法にもうお手上げ。他にも#4のリフはバイオリン主体だったり、デジロックのリズムにオーケストレーションが乗る#3のAメロが同郷のRammsteinチックだったり、#2Spiritual Beggarsみたいな豪快なノリを持っていたりと、デスメタルの一言じゃ到底語りきれない要素が盛りだくさん、しかもその一つ一つのレベルが異常に高いと来たもんだ。

難点は中盤のリフ応酬パートがメインの主題の分かり易さと相反するかのような複雑さを持つ為、魅力がすぐには伝わらないことか。まぁでも速効性とスルメ要素を併せ持ったアルバムだと思って接してもらえれば問題はないでしょう。このパートがあることによって主題に戻った時の快感が数倍に膨れ上がることを考えれば外せない要素だと思います。

    「SoilworkとかCarnal Forgeは好きだけど
        Opethだのヘヴィロックなんてかったるくて聴いてられねーよボケェ(゚Д゚)」

という方にこそ聴いて貰いたい好盤。
Criminalといい今回のDisillusionといいMetal Bladeはやっぱ超優良レーベルだ。

ちーとばかし

いいよ

これは。

視聴はこちらから

~どみね。~

Amazonで買えるバンドの作品一覧を見る

Best tune : ...And The Mirror Cracked

イントロ開始1秒でやられました。リフの裏に入るシンバルによって曲が躍動感を持ちスウィングしだした瞬間にこれはキタって思ったさ。本格バンドイン後には同リフの後半がスプラッシュで強調されるんだけど、それによってジェットコースターが急降下した時のようなスリルを演出したりと、とにかくすげーリフだこれ。勝手に全メタラー必聴の名リフ認定しちゃう。
トラックバックURL
http://www.xametal.net/impressions/tb.php/495
Topへ戻る

Xametal.net Review Script Ver 8.0-