Seventh Seal / The Black Dragon's Eyes
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Track List :
1. The Ways Of The World 2. The Black Dragon's Eyes 3. Only A Dream 4. Living For Honour (The Gladiator) 5. Midnight Train 6. Riding The Waves 7. The Unicorn 8. Nightly Rainbow 9. Thundersteel 10. I'm Alive
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評価 … ★★★☆☆☆☆☆☆☆(円盤(よくあるタイプ)) イタリア出身のジャーマン・メタルバンドwの2003年リリースとなる1stアルバム。透明感とパワーを併せ持つChiara Luciという女性ボーカルを擁しており、「Keeper Of The Seventh Keys」タイプのジャーマンサウンドに、新世代チックなメジャー調のメロディが乗るタイプの音楽性です。先に総評するとそれなりの質を持った代替品メタルこれズバリ!とでもいった作品でして、まぁなんというか、、キーパーメタルです(^^;90年代前半にリリースされていればHeaven's GateやAttackと共にB級王座を激しく争っていたであろう音ですわ。古き愛しきB級メタル。
もうちょうい掘り下げますと、Kai Hansen在籍時のHelloweenを基調に時折Blind Gurdian的な民謡パートが登場したりと、往年のジャーマン・メタルに思いを馳せつつ作られた感じがプンプンと漂っています。プロダクションは少々解像度と厚みに欠けますが抜けが悪いということはなく、むしろハイを強調したことによるザクザク感が気持ち良く響きます。あの頃のKeyに頼らないタイプの疾走ジャーマンに思い入れがある人は、初めて聴くのに郷愁を感じてなかなかの満足感を得られるのではないでしょうか。
ボーナスの#9・#10はそれぞれRiotとHelloweenの名曲で、カバーというよりもリフを弾き易く省略しただけのコピーです。うーん、花道を抜ける力士の如く手垢を付けられ捲くった曲なので、いかに料理し直すかに焦点を当てないと存在意義を見出せないか。このコピーに代表されるようにどの曲も悪くはないながらも、CDを取り出して聴くという行為に到らせる動機に致命的に欠ける感じです。その辺含めてGurdians of Timeに近い音楽性ということが出来ると思います。 ~どみね。~
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Best tune : Thundersteel
原曲が最高なんだから仕方がない。
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