3rd
Heavenly / Dust To Dust
い、いきが、、自分の息がくせぇぇぇ

Track List :

Chapter One
1. Ashes To Ashes ...
2. Evil
3. Lust For Life
4. Victory (Creature of The Night)

Chapter Two
5. Illusion Part 1
6. Illusion Part 2 (The Call of The Wild)
7. The Ritual
8. Keepers of The Earth
9. Miracle

Chapter Three
10. Fight For Deliverance
11. Hands of Darkness
12. Kingdom Come
13. ... Dust To Dust

評価 … ★★★★★☆☆☆☆☆(地盤(Not bad))

どうやらみんなが最強最強いってるから俺も一緒に最強最強言っている、おフランスのトレビアンでブリリアントなバンドHeavenlyの待望の3rd Albumが世に解き放たれました。ヤッタネ!スゴイネ!うるさいよ

てゆーかつまんねぇよ

いや正直すごいとは思う。Heavenlyのお家芸である「パクりながらもHeavenly色に染め直してリリース!」という手段というかやり方は衰えるどころか絶対的に昇華されてると言っても過言ではないと思う。ただ、惜しいかなそれが働いてるのがイントロだけというのが大半なのだ。展開を何を思ったのかヒネってしまったのが明らかに負に働いてるようにしか俺には感じ取れない。たとえば初っぱな、冒頭を飾るEvilにしたら1:23あたりまでの展開はかなり格好良い。しかしそのあと5分弱もだらだらだらだらと曲が展開していくのはおかしいと思うわけだ。そうするのならば冒頭の激烈疾走はいらない、もしくは曲を通して疾走すべきだと思うのだ。キャッチーさも減退しており、そんな曲が続くのがとにかく痛い。異様に長い曲が多いのも正直いただけない、これは単に曲をまとめ切れてないだけではないのか?個人的にこのバンドは人様のメロディやらなにやらを拝借してきてもそれをさらに鋭く磨き上げ、勢いでねじ伏せるというものがあったからこそ好きだったという部分があったので、その下にあったものが見えてしまったという感が非常に強い。起伏に富んだものにしようという試みだったのかもしれないがそれは大失敗だ


以上の理由により今作はダメだ。2とか10のイントロはどうしてこんなに格好良いのに、その後の展開があれだけぐでぐでになるのかが理解できない。日本盤は13の日本語バージョンだそうだがどうでもよい

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Best tune : Fight For Deliverance

サビまでが最高に素晴らしいのに遅くなる部分の入れ方が最悪なのでぶち壊しだよバカ。よい面と悪い面が一番現れてる曲

評価 … ★★★★★★★★★☆(仏盤)

フランス出身のメロディック・スピードメタル界の横綱Heavenly、2004年待望の3rdアルバムをリリース。全世界のメロスパーの度肝を抜くに留まらず、平穏な日々を過ごしていたイタイケナ若者までをも、閉店時にマックの余りモノをハントする方々の如く、世界中に散らばる代替品を貪るクサメタルの無限地獄に引きずり込んだ奇跡の前作から約2年、今作は3部編成のコンセプトアルバムとなっており、初聴のインパクトこそ前作には及ばないものの充実度満点の作品をリリースしてくれました。

まずメロディが一発大昇天方面からGamma Ray型の典型的ジャーマン路線によりシフトした印象で、バラード以外ではどの曲も大疾走かましますがサビではミドルテンポになる曲が多いですかね。メロディの質が下がったとわけではないのにインパクトに欠けると思ったのはそこに起因すると思います。でも聴けば聴く程作り込まれた楽曲陣の味が染み出してくるので買う前に妙な心配は要りません。そんなわけで今回は案外スルメだったりします。

内容はSEの#1・#7・バラードの#13以外は程度の差はあれ疾走盛りだくさんです。#2は事前にサンプル公開されていたオープニングチューン。Angra「Nova Era」のBメロをオマージュ(パクリとはあえて言わないw)したかのようなパートもありますが、そんなオチャメポイントも含めて、メロディ・疾走感・キラキラといろんな意味でHeavenly健在!をアピールしてくれる佳曲です。#3はタイトル通りGamma Rayのカバーです。嘘です。えー#2と同方向の疾走曲で、来ましたよ。イントロで新ネタ披露。まんまNightwish。でも疾走が始まればすっかりHeavenlyの曲になります。器用だなぁ。そして今回も4曲目にやってくれました!前作の神曲「The World Will Be Better」には及ばないながらも、叙情疾走のキラーチューン認定。イントロのアカペラに続いてバンドインと共にフルスルットルでキラキラ疾走されちゃもう降参です。サビでミドルテンポに変調しますがメロディの吸引力を生かす方面に生きているので問題なし。序盤のハイライトですね。アルバムは第2章に入りまして、トップの組曲#5・#6から疾走疾走これぞHeavenlyの醍醐味。SEを挟んで続いて#8も疾走疾走、アルバムで一番爽やかな曲ですね。#9「Miracle」は導入部こそ勢いはありますが、本編は清廉なメロディが支配する9分に及ぶ大作ミドルバラード。配曲位置も絶妙で、アルバムの大きいハイライトを作ることに成功しています。そしてアルバムは第3章へ。しょっぱなに最速来ました!#10「Fight For Deliverance」。今まで「速くてクサイ」というHeavenlyレビューに当たって一番分かりやすい単語を使わずに来ましたが使わせて。

はえーーーくせぇーーーーおひょひょひょひょ


・・・

虚しいな。

ハイ。じゃ次行こう。
#11はネオクラシカルに傾倒し過ぎることなく所々耳を惹きつけられる展開を盛り込んだ疾走インストチューン。#12はアルバム最後の大作疾走チューン。もうおなかいっぱいだよというところに遅れて出された高菜ゴハン大盛。そしてラストは完全なバラード。ふぅ・・・

全70:13、速効性と密度の濃さが共鳴し合っ特盛の内容です。アルバムを消化しきるのに2週間は掛かるでしょう。それくらいのボリュームです。前作に比べストレートな要素が減りましたが、典型型ジャーマンに「止む事を知らない複雑な展開」、「Queen的コーラス」、と様々な要素をまぶすも散漫な印象を一切与えずに、パクリだ何だと言われながらもメロスピバンドとして数少ない”らしさ”を構築することに成功した最高のB級メタルですわ。新世代メロディック・スピードメタルのトップバンドとしての地位はますます確固たるモノとなるに違いない。そう感じさせてくれる充実のアルバムです。疾走って言葉を何回使ったか分からなくなってきたので寝る。
~どみね。~

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Best tune : Keepers of The Earth , Miracle

とにかく爽やかなサビが印象的な疾走曲と、醸し出す空気が雄大な宇宙を想起させる壮大なミドルバラードである2曲を選出。溢れ出そうな程の叙情性を孕んだ#4「Victory」や、アルバム最速の#10「Fight For Delivarance」も同クラスの出来です。すんごい濃い。

評価 … ★★★☆☆☆☆☆☆☆(円盤(よくあるタイプ))

相変わらずのパクリ・メタルである。

カイ・ハンセンは好きだが、カイ・ハンセンぽいこのヴォーカルはどうも違和感ありまくりでいまいち好きでない。そして、楽曲にしても余りに個性に乏しいと言わざるを得ない…、というか好きな人はわかってて聴いてるんだよね。なんというか、俺的には空気バンド。

前作では全曲疾走のアルバムを作るという愚行をしでかしたわけだが、今作においては漸く13曲目にバラードを配置してはいる。しかし、同じような曲調の曲を並べ立てていることにそれ程かわりはないわけで、いたっておもしろくない。というか飽きる。アルバムの構成をもっと考えたほうが良い。

更に良くないのは70分という収録時間である。アルバムは個人的に50分前後が望ましいと思っている。長けりゃいいってものではないだろう、つか長すぎはよくない。ただでさえ聴いてて疲れるのに。

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Best tune : ... Dust To Dust

ピアのをバックに歌うバラード。雷の音も響いてる。
どことなく懐かしい感じにさせられる良曲。後半がらっと変わるが。

評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤(Great))

最早説明も必要ないフランスのHeavenlyの3rdアルバム。衝撃的な前作から約一年半ぶりぐらいの新作は良くも悪くもHeavenlyです。

前作の劇的な変化が今作でも起きたかといわれればそれはないです。前作から演ってる音楽は変わってません。若干変わってるのは曲自体に緩急を用いたことでしょうか。前作も緩急はありましたが、今作はそれ以上に緩急があります。もちろんプログレバンドのような本格的なものではありませんが。これが良いのか悪いのかは個人の判断に委ねるところですが、僕個人としては疾走バカとしてはマイナス要素かなと。あくまでも疾走だけしてりゃいいんだよ的なスタンスでいてくれたほうが僕は嬉しかったです(笑)マイナス点としては個人的にはコンセプトアルバムってそんなに惹かれ無いんですよね。惹かれたのはRhapsodyとCelestyぐらいです。Celestyに至っては出てくるキャラ、場所全て把握してますが。コンセプトアルバムだからか、時間が長いんですよ。70分弱。もちっと短かった方が嬉しかったです。長い分聞き応え、長く聞けるという点では嬉しいんですけれどもね・・・。

ですが相変わらず良質なシンフォニック・メロディック・スピードメタルを聞かせてくれた点は素直に素晴らしいと思います。まぁなんだかんだ前作からのパクりフレーズがあったり、他バンドのパクりがあったり、3曲目の出だしがモロNightwishだったりとか、色々ありますが、いいんだよ。全部ひっくるめてHeavenlyです。ヘヴソソー最強!!そう言えば良いじゃないですか。正直前作のが好きですが、やっぱりHeavenly好きです。ヘヴソソー最強!

taijiro

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Best tune : Keepers Of The Earth

サビ前が好き。Benのボーカルの裏でなる鐘とかたまんないです。あぁ、Heavnelyの曲だ。と思ってニヤニヤしてしまう曲なんですよ。
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