Alkemyst / Meeting in The Myst
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Track List :
1. Spells & Elixirs 2. Still Alive 3. It's Time 4. Up To Heaven's Gate 5. Hold on to your Dreams 6. A Meeting in the Mist 7.Passage 8. Empty Skies 9. Nameless Son - Chapter1 10. Nameless Son - Chapter2
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評価 … ★★★★★★☆☆☆☆(良盤) フランス出身、メロディックパワーメタルバンドの1stアルバム。Secret Shereのボーカルだったロベルト・メッシーナを迎えての期待のニューアクトです。全体的にまだまだ洗練されてはいないものも、所々にクワイアを上手く取り入れ多彩なリズムも備えている楽曲郡は、盆百のメロパワバンドとはデビューからして24歩位突き放した出来となっています。基本的にはプログレメタル的な構成が多いのですが、でもサビではツーバスがドコドコいう辺りSecret Shereとの類似点も。しかしながら低音域が軽くアンサンブル的にバタバタした感じを受けてしまうのも事実で、ロベルトのボーカルも「不可はないにしても当たり障りないもの」という印象を拭いきれません。もうちょい気合い入れて歌って欲しかったな。
楽曲的には#2・#3・#4・#7等の速い曲ももちろん良いのですが、あえて特筆したいのは#5「Hold on to Your Dreams」や#6「A Meeting in The Mist」。このバンドがいかにベースとドラムによって面白い存在になっているかが良く分かる曲だと思います。#5はいわゆるプログレチューンですが冒頭で聴ける動き回るベースラインや、#6のバラードで聴けるなんでもないパートでのタム回しが凄く気に入りました。若さ溢れる感じでもありますが類型的なメロスピとの差別化を狙っている(かは知りませんが)辺り、次の作品で大化けするんじゃね?と思わせるだけのポテンシャルを感じます。上記#5・#6以外にも、基本的にメロパワなのにファンキーなギターソロの登場に意表突かれる#8「Empty Skies」等も非常に面白いです。とにかくアルバムの所々に耳を惹きつける”仕掛け”があり、かといってメロパワとして散漫な印象は一切受けることのない曲作りには拍手喝さい。思わず何度も聴いてしまう魅力があります。あと一歩踏み込んだクササがあっても良いけど。
結構好きだぞこのやろー。 ~どみね~
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Best tune : It's Time
展開の素晴らしさに涙。特に疾走パートにライドを豊富に取り入れられちゃうとそれだけで俺もうダメです。ウリ・カッシュ辺りが得意とする手法でもありますが、こういう曲が増えたらとんでもない存在になるのは必死だと思います。
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