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Graveworm / Scourge of Malice
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Track List :
1. Dreaded Time
2. Unhallowed By The Infernal One
3. Abandoned By Heaven
4. Descending Into Ethereal Mist
5. Threnody
6. Demonic Dreams
7. Fear Of The Dark
8. In Vengeance Of Our Wrath
9. Ars Diaboli
10. Sanctity Within Darkness
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評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤（Great)) イタリア出身シンフォニックゴスブラックバンドの2001年リリースの3rdアルバム。今更買ってんじゃねーよって感じですがこれはかなり良かったです。メロディに強いバンドでブラック・ゴシック両方の視点で魅力的な叙情フレーズを紡ぎ上げており、そのどちらに比重を置き過ぎることもなく独自の暗黒世界を構築している辺りはお見事です。更に言えば音楽の要素を抽出した場合に「ゴシック・ブラック」となるだけであって、デスメタルという枠ではあるけれども、デスメタル内の”ジャンル先行型”的な印象をあまり受けなかったのがポイント高めでした。とにかく叙情性には目を見張るものがあり、バイオリンが登場してくれちゃった時なんてもう…。#4とか#6とか、#10聴いてるともう辛抱堪らなくなってしまうのです。#5のインストも後半バンド入ってくる辺りから凄く良いし。
なお#7はIron Maiden「Fear of the Dark」のカヴァー。オリジナルではイントロの後アコギをバックにボーカルがメインフレーズを歌っていますが、こちとらバイオリンがメインフレーズ弾いてくれています。死ねます。メイデンをカバーしたバンドは無数にありますがこれはトップクラスの出来じゃないでしょうか。関係ありませんがメイデンの迷カバーというと、96年頃のトリビュートでLord BelialがThe Trooperにブラスト入れてるの聴いて爆笑した記憶が。
ただプロダクションは特別に気になるレベルではないけれどもちょっと安めです。あと欲を言えばせっかくの号泣ギターフレーズをブラックによくある単音連打系で染めているのと、イントロ除いた頭2曲が4曲目以降に比べてちょっと弱めだったのがちょっと残念。でもそれを差し引いても素晴らしいアルバムだと思います。攻め一辺倒でない曲構成がメリハリ利いていて飽きを感じません。うん、いいです。非常に。
既に新譜のサンプルが公開されましたが発売と同時にダッシュでチェックさせて頂きます。
…と思ってオフィシャル見たら新譜は日本盤もｸﾙY⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(｡A｡)!!みたい。気になる日本盤ボーナスはPet Shop Boys「It's A Sin」のカヴァーらしいです。Gammma Rayもやってましたねー
とにもかくにも大変おいしゅうございました。
～どみね～
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Best tune : Descending into Ethernal Mist
イントロのバイオリンによる爆裂号泣で既にKO。暴虐性と叙情性が理想的な割合で融合した名曲だと思います。
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