Opeth / Blackwater Park
仄明るさ

Track List :

1. The Leper Affinity
2. Bleak
3. Harvest
4. The Drapery Falls
5. Dirge of November
6. The Funeral Portrait
7. Patterns in The Ivy
8. Blackwater Park

評価 … ★★★★★★★★★☆(仏盤)

Opeth、6thアルバム「Deliverance」日本盤発売記念レビューage

スウェーデンが誇る耽美系ゴシックメタルバンドの5thアルバム。
メロディの洪水に呑まれるアルバムです。無限慟哭の世界へようこそ・・・

Lacrimosaが"静″の耽美系ならOpethは"動″の耽美系。このバンドの特色は8曲ながらランニングタイムが67分であることからも分かるように、とにかく曲が長い、長い長い。それだけにさくっと視聴して即買いっていう機会が減ってると言えなくもありませんが、じっくり聴いて頂ければ10分以上の曲が”それだけあるのが自然な姿”であることを分かって貰えると思います。ストリングスはピアノ一本のみで、基本は4人の楽団勝負です。曲的には耽美的な慟哭フレーズを面に置き、難解さがあまり顔を出していない辺り見事としか言い様がありません。なんかあれですわ、アーティストですわ。去年はスウェーデンのグラミー賞Best Hard Rock部門賞とか貰っちゃってるし。

レビュワー的にOpethを冷静に分析すると大元は70年代サイケデリックロックの現代的解釈で、Monster Magnetが名作「Powertrip」においてRn'Rフィールドで完成させた"回顧主義に留まらない過去へのオマージュ″を更に推し進め、デスボイスを取り入れることで暴虐性により分かりやすい表現的提示性を手に入れたと共に、アーティストの精神性をHeavy Metalフィールドで形而下的に具現化させた作品、とか捏ね繰り回しながら言うことも出来ますが正直んなことはどうでもいい。

そこには豊かなボーカルメロディがあって、
バックではギター・ベース・ドラムが慟哭のフレーズを奏でてるんです。
で聴いてるとトリップしちゃうってだけです。溢れ出る煮汁 from 脳。ふー

そんなアーティスト集団Opethの頭脳こと、ミカエル・エッカーフェルドによるThe Drapery Falls奏法解説における発言。

カメラマン「今弾いたコードは何?」
ミカエル 「わからない。いつも使ってるやつだ。」

アーティストゥーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

無限慟哭にズブズブと。今宵も一緒にドーパミン。
~どみね~

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Best tune : Bleak

この辺りから脳内が煮汁でいっぱいになります。
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