5th
Old Man's Child / In Defiance Of Existence
萌えろ

Track List :

1. Felonies Of The Christian Art
2. Agony Of Fallen Grace
3. Black Seeds On Virgin Soil
4. In Defiance Of Existence
5. Sacrifice Of vengeance
6. The Soul Receiver
7. In Quest Of Enigmatic Dreams
8. The Underworld Domains
9. Life Depreived

評価 … ★★★★★★★☆☆☆(秀盤)

ノルウェーのブラックメタルバンド。今回で5枚目となるアルバムである。中心人物であり同郷のDimmu Borgirにも在籍してギターを弾いているGalderが全部の曲を作っている。こっちでもギターを弾きつつ歌も歌い、キーボードとベースも弾いている。いつも違うメンバーは今作では3人になっており、Jardarがギターで、Nicholas Barkerがドラムという構成。そして3人ともスキンヘッド。体格のイイ白人スキンヘッド3人組。厳つい格好して怖そうだな…、街であったりしたら。

全作ではDimmu Borgir譲りのかなりシンフォニックなブラックメタルをプレイしていたが、今作ではシンフォニックなパートとブルーたるなパートがかなりメリハリを付けて分けられているように感じる。強烈なブラストでゴリゴリ押した後、シンフォニックなKeyパートが出てきたりする感じである。最近のシンフォニックブラックメタルはディストーションヴォーカルが乗ってるだけで全然ブラックじゃないのが多いが、その点このアルバムはブラックメタルアルバムとして十分楽しめるんだな。

十分ドラマティックなアルバムだと思うし、十分にブラックメタルらしさを持っていると思う。Keyが入ってるのが好きという人は聴いてみるといいと思う。ハデハデなオーケストレイションがそんなになくてもシンフォニックブラックは作れることが良く理解できるはずである。(結構派手な曲もあるが)リフはザクザクしているし素直にかっこいい。

ホントにシンフォニックなのも好きだけど、ひたすらシンフォニックなのはブラックメタルじゃなくても聴けるし。このアルバムの場合うっすらKeyが被さって疾走したりヴォーカルが吠えてたりするパートとか非常に楽しめる。また、アコースティックギターも聞かれるし、ギターソロも入っていたりして比較的メジャー指向なブラックメタルアルバムであることは言うまでもない。日本ではあまり人気ないようだがもっと売れていいバンドだ。ノルウェーではナショナルチャートにも入ってるのに。

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Best tune : Black Seeds On Virgin Soil

アコースティックギターで始まる重厚感のある曲。Keyの絡む間奏~Gソロが印象的。リフもドライヴ感があって良い。
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