1st
Requiem / The Arrival
いざ天空城へ

Track List :

1. Arrival
2. Revival
3. Broken Alliance
4. Whispers
5. The Invisible Touch
6. Forgotten Path
7. Halls of Eternity
8. Liquid Hours
9. Masquarade

評価 … ★★★★★★☆☆☆☆(良盤)

フィンランド産、ポストSonata Arcticaと話題になったバンドの記念すべき1st。ちなみに元メロデスでございます

まず耳を引いたのがボーカルのJouni Nikulaの声質。音程の取り方については若干不安が残るのですが、(5のハモりとか)やけに艶のあるこの声は、必ずやRequiemというバンドを特徴づける強力な武器になると思います。ポストSonata Arcticaということで比較してみた場合、KeyよかGが目立ってますね。だからといって、悪いと言うことではないです。むしろそのツインGは、他バンドとの関係に、一線を画しててなかなか良いと僕は思いますね。2のイントロでのツインリードはかなり格好良かったりします。ちなみにKeyのセンスも卓越しておりますね。僕のKeyのパートのお気に入りは78のイントロ

内容はというと、Keyが美しいインスト1から2へと雪崩れ込むのはお約束です。ただ、いきなりデス声ちっくに歌い出すのには一瞬びびりますが(笑 後半の、静と動がいいかんじですね。アグレッシヴなデス声とノーマルボイスを使い分けるJouni Nikulaの歌唱は面白いです。3はイントロが寒々しくも美しく、ブリッジの当たりのKeyがなんか印象的な曲ですね。サビで疾走するのは良いことだ。しかしまぁなんというか、デモで公開されてた時点で話題が突沸するほどだった、5の強力さは半端じゃないですね。他の曲が霞む霞む。怒濤の疾走感にメロディアスなギターが吹き荒れる・・・。アルバム中最速最強チューンですね。つぅかこれは頭一つ抜けすぎだと思われます。この1曲のためだけにこのCDは買っても全く損ではありませんよ

後半は5678分台が見事にそろっていて、しかも疾走曲が前半に集中してることもあって勢い的にスカされる印象があります。これはアルバムの構成の問題ですけど。しかしながらプログレっぽくはあるものの、7とか間奏のKeyとか滅茶苦茶格好良かったりして良い感じです。考えてみると前半はメロスパー向けで、後半はじっくりかみしめて聞けるっていう取り方も出来ます。ただやっぱりダレるということは否めませんけど。何度も聞き込めて飽きない反面、最初はThe Invisible Touchにはまりまくるかもしれません。ってか俺がそうでした。残念なのはちょっと音が悪いということですかね。これはもったいないな~

今後の課題はThe Invisible Touchのようなストレートなフックある曲を適材適所に織り込むということと、ボーカルの強化ですね。でもまぁ前述したとおり、声質はなかなかなものなので大丈夫でしょう。音程の取り方はいくらでも直せますが、声質はもって生まれたものですしね。今後の成長が大きく見込まれるアイデンティティを持ったバンドといえます。イチオシ

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Best tune : The Invisible Touch

Sonata Arcticaの名曲、Blank Fileを思い起こさせるように、ドラムからはいる究極の疾走チューン!歌詞にCarry Onという言葉が入ってるのってなんか好きなんですよ。意外にキャッチーなサビメロも、好印象
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