1st
Boanerges / Senales Antes del Fin
南米系はこういうジャケが多いような

Track List :

1. Senals antes del fin
2. Boanerges
3. Date otra oportunidad
4. La Profecia cumplida
5. Desperter de la mentira
6. Necios sin razon
7. El tiempo final
8. Nada ni nadie
9. Por siempre a tu lado
10. Salmo 96
11. Poder soberano
12. Majestad

評価 … ★★★★★★☆☆☆☆(良盤)

最初に書きますとホントはもうちょい評価高くしたいんだけど縦のリズムの狂いや、音質っていう客観的な面を考えて良盤止まりにしときました。

アルゼンチン産メロディックパワーメタルバンドの98年発表1stアルバム。当時のクサメタル界は勢いを失い始めたAngra・Blind GurdianやまだまだこれからのStratovarius辺りがシーンの率先者として君臨し、後続のRhapsodyがデビューを果たしたばかりというご時世。輸入盤店の新入荷案内の上段をポストRhapsody的に期待されていたSkylarkがトップを飾り始めるなど、にわかに活気付き始めるか??、、という時期だったのですが、依然としてDream Theaterインパクトの影響が多大に大きく、プログレメタルかIn Flamesの成功で勢い付き始めたメロデスが支配的だった新入荷案内事情でした。その中でデビューしたBoanerges。正直クサメタル界に吹き始めた追い風をものにすることは出来なかったバンドです。Rhapsody的バンドがポツポツ出始め、それ以外だとまだまだHelloween的ジャーマンメタルじゃないと受けなかったというのも要因でしょうか。結果的に下火になり始めたネオクラを好む人を中心にそれなりの注目は浴びましたが、第一にスペイン語が災いしてか入荷する店自体が殆どありませんでした。

音楽性は力強いボーカルを軸に、ツインハーモニーを駆使したギターが駆け回るというもの。必ずしもネオクラ系というわけではなく、メロディは曲によってはメロディアスハードに近いニュアンスがあります。このバンドは何よりボーカルが安定しているのがポイントですね。でもドラムのもたり具合・音質に問題が見られそこで気に入るか気に入らないかが決まる人もいるかと思いますが、ベストチューンにも上げた7はそうは出会えない名曲であると断言出来ます。

今でこそスペイン語であることが美徳とされている昨今のクサメタル事情、中古や店頭で見かけることがあったら救出してやるのもクサメタラーとしての”粋”ってもんだと思います。温故知新。去年の終盤に日本に入ってきた4年ぶりのCDSではバックにKeyも取り入れた”今時の子”になっていますので、そちらも合わせてお楽しみください。
~どみね~

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Best tune : El tiempo final

Keyなんていらねーよ!と言わんばかりに弾き倒すギターソロが最高です。
アルゼンチン特有の情熱感を持ったメロディにやられます。
そういえばRiotAngel Eyesとイントロが(以下略
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