Manigance / Signe De Vie
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Track List :
1. Sans Fard 2. Signe De Vie 3. Ligne Blanche 4. Rebelle 5. Aube Nouvelle 6. Rouge Comme La Peau 7. L'ultime Seconde 8. All King's Horses 9. Carry on the flame 10. "Ange ou Demon" Promo Medley + ビデオ・クリップ「Messager」
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評価 … ★★★★★★★☆☆☆(秀盤) あー懐かしいったりゃありゃしません。97年の初め頃だったでしょうか。塾帰りにCD屋寄ってAngraみたいなバンドないかなーって店内をほっついてると、ありましたよありましたよ。
Angra+Dream Theaterタイプ!ベストセラー!!超オススメ!!
「おっひょっひょ~~」と顔を赤らめる程興奮しながら即レジに持っていってお持ち帰り。小田急線の中で聴きながら悶絶に体震わしていたのを忘れません。結果的にAngraタイプっていうのがあんまり当てはまらなかったのは抜きにして、良質のメロディに包まれた優しい気持ちになれるアルバムでした。
その後フルアルバムを待ち焦がれながら月日は流れ、存在を忘れきった頃に出た傑作Ange ou Demon。5年という月日を経てさらに進化したManiganceに涙し、そして直後にSigne De Vie再発のインフォ。彼らの止まってた時間が止まっていた分だけ加速的に動き始めました。
このアルバム全体を通して言えるのが、当時から今のManiganceの特徴であるDream Theater的というよりは硬質なHarem Scaremよりの、リズムと音作りさえ変えればJ-ROCKにも通ずるリフ構成が展開されており堪らない爽やかさを演出しています。1は疾走曲。ぱーッて感じで掴み完璧です。2はタイトル曲、展開の激しい曲ながら一本通ったキャッチーなメロディが曲を散漫にさせることなく纏め上げています。3はメタリック産業ロックともいうべき曲、がソロパートでは一転してプログレハードな展開が聞けます。4も同じくメタリック産業ロックな曲。ソロ上がりのブリッジパートの劇メロに心打ち奮われます。5はサビのキャッチーさではアルバム随一な曲。ソロパートで聴ける3連のバスドラが気持ちいいです。ギタリスト的にこういうリズムに乗せてギター弾くのが最高なんです。6はリズムが面白い曲。イントロは2拍3連?(違うかもしれないです)メタルではあまり聞かないタイプのリズムです。Aメロは7拍のベタ並べながら複雑に聞こえる軽い変拍子でジャブを。Bメロ・サビはストレートですが、ソロ入り前の7→7→7→6→8→8→8→6→3の変拍子、これがおもしろい。前半の奇数分の拍を最後の3拍で30:30のイコールに調整してる辺りプログレマニアの血も騒ぎます。なんだか自己マンっぽくなってきましたが、Maniganceが他のクサメタルバンドと違って面白いのは、純粋にクサメロを楽しむだけでなくこういう聴き方も出来るとこだと思います。Dream Theaterももちろんただ聴くだけでも面白いバンドでもあるんですが、楽器やってるとやはり聴き方が後者に偏ってしまいますし。
7以降はTriumphのカヴァーやらAnge ou Demonのメドレーやらのボーナストラック集。どれも出来がいいです。特にTriumphのカヴァーは元が名曲にもかかわらずオリジナルと言われても分からないほど上手く消化されています。あ~これだけのバンドになってくれたことを本当に嬉しく思います。。ちなみに評価はメインであるミニアルバムに対して付けたものです。個人的に早く2ndアルバムが聞きたいバンド最右翼。ちなみにオリジナル盤はピンク基調のジャケに可愛らしいロゴでManiganceって書いてあるやつでした。興味のある方は探してみてください。 ~どみね。~
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Best tune : Sans Fard
リフの切れ味・メロディ・疾走感、Ange ou Demonにあのアルバムのプロダクションで収録されてればキラーチューンになってたことは間違いなかった名曲だと思います。
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