2nd
Dragonland / Holy War
こういうジャケかっこいい

Track List :

1. Hundred Years Have Passed
2. Majesty of The Mithril Mountains
3. Through Elven Woods and Dwarven Mines
4. Holy War
5. Calm Before The Storm
6. The Return To The Ivory Plains
7. Forever Walking Alone
8. Blazing Hate
9. A Thousand Points of Light
10. I am One With All
11. The Neverending Story
12. Allemande

評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤(Great))

スウェーデン産、激烈疾走メロディックスピードメタルバンドの2nd。すでにHoly Warというタイトルからして手応えアリなのだけれども、今作も彼ら独特の哀愁あふれる楽曲、および疾走感は変わることがないのも嬉しきこと哉

前作The Battle of The Ivory Plainsから100年の月日が経ったことを表す曲題で、なんか映画のサントラみたいなインスト1から続く2がいきなりDragonland節炸裂!。そのミスリルマウンテンとかいう曲名ももの凄いが、相変わらずの速さはそのままにEliasNicklasOlleのKey G Gのバカテク野郎共がとにかく弾きまくるのは相変わらずの事ながら圧巻の一言。とくに、全体に言えることなのだけれどもEliasのセンスはすんばらしいね。伊達にFalconerIron Wareこの曲は哀愁を伴いながらも、最後は希望に充ち満ちた状態で終わる訳なのですが、その最後の最後を駆け上がるKeyはたまらんですよ

3は不思議な雰囲気を持った曲であります。途中でいきなりFinntrollになるあたりも素敵に不思議です。でもこの曲もKeyが良いなぁ。そしてタイトルチューン4は、また格好良いKeyリフで始まります。2とかもそうなのですがこのバンドの緩急の付け方は絶妙ですね。最後のサビの繰り返しで音があがる当たりがツボですね。どことなく哀しげデスけど希望を感じさせるナァ

5は間奏のKeyとヴァイオリン?が全てですね。こういうの大好き。曲の中で2カ所ほどに挟み込まれるブレイクの箇所でのKeyもたまらん要素。いきなりクサクサに始まるハイテンポ+部分疾走の6、相変わらずEliasのセンスの良いKeyが楽しめる7、不思議な雰囲気がお気に入りなミドルテンポ+部分疾走ながらも楽しめる8、そしてお前らダレてんじゃねぇ!とばかりに絶妙に配置された、相変わらずの無理矢理なハイトーンが楽しめるKeyの哀メロが耳に残る疾走曲9、そして思わせぶりな終わり方の10と、前作同様スキのない作りになっております

日本盤ボーナストラックの11は、原曲を知らないので如何とも言い難いのですがなかなか良い出来です。24に続くお気に入りかもしれません(笑 12はアコギのインスト。インタビューでNicklasが言っていたとおり、良い箸休めになりますね。つぅか終わりですけど(笑

前作に続いて良くバランスの取れた一枚だと思います。Ride For GloryWorld's Endといった、ともすればDomineの暑さに匹敵するようなキチガイ疾走度はやや影を潜めましたが、24といった安定感のある曲もあるので無問題ですね。ボーカル兼ドラマーのJonas Heidgertの、ややへなちょこなところもあるけど味のある声はもはやDragonlandの顔になりつつあるのでこの辺は無問題かな。2とかで聞ける彼の無理矢理なハイトーンは最高です

音質は前作に比べて向上したものの、まだドラム周りが改善されてないのでそこは何とかしてもらいたいものです。しかしどうしてこのバンドは正式に日本盤が出ないのでしょうか。やはりBLACK LOTUS RECORDSが諸悪の根元なのでしょうかね。すでに他のレーベルからはオファーが来てるらしいですけどね。さっさと移籍して欲しいものです

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Best tune : Majesty of The Mithril Mountains

Jonasの無理矢理なハイトーンがステキ。この疾走に絡む美味しいKeyを味わえるのはDragonlandだけだよなぁとか思います
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