1st
Cryonic Temple / Chapter I
旗手、襲われる

Track List :

1. Heavy Metal Never Dies
2. Metal Brothers
3. Warsong
4. The Gatekeeper
5. Rivers of Pain
6. King of Transylvania
7. Steel against Steel
8. Mighty Warrior
9. Over and Over

評価 … ★★★★★★★★☆☆(岩盤(Great))

こいつらのバカさには笑うしかないね。

スウェーデンの6人組パワーメタルバンドCryonic Templeのデビューアルバム。レーベルはイタリアのUndergroud Symphonyです。そのくせマスタリングはFinnvox Studiosで尚且つMika Jussila(Nightwish)なので音が良いです。

一部ネットメタラーの間ではmp3.comのサンプルで話題になっていた彼らですが、やっとデビューアルバムが完成しました。曲名を見ればわかるとおり"Heavy Metal Never Die""Metal Brothers"といった感じでHeavy Metal万歳!というような歌詞でいっぱいです。

曲も観客を歌うことを考えて作られたんですかね、コーラスとかは凄く歌いやすくキャッチーです。んで尚且つ歌詞が簡単です。大半の曲が疾走曲で、Wizardなんかに近いイメージです。本人たちとしてはIron Maidenのようなギターハーモニ、Helloweenのようなコーラスを使ったスピードメタル、そしてリフは初期Judas Priestといった感じらしいですが、まさにそのとおりだと思います。

簡単な曲紹介をします。
1曲目"Heavy Metal Never Dies"はオープニングにふさわしい疾走曲。3曲目"Warsong"4曲目"The Gatekeeper"も疾走曲で、この3曲はタイプが似てる。パワーメタル然とした感じでソロが長い。2曲目"Metal Brothers"は遅い曲で9曲目"Over and Over"はアップテンポの曲。両方ともライヴで観客がコーラスで盛り上がるだろうね。5曲目"Rivers of Pain"7曲目"Steel against Steel"はちょっと起伏のある曲。6曲目"King of Transylvania"8曲目"Mighty Warrior"は漢臭いコーラスが印象的な疾走曲。 といった感じです。

これがデビュー作のバンドとしてはかなり出来はいいと思います。Vhaldemarなんかと同じようか感じですね。あそこまでKai Hansenしてないけど。ボーカルもソコソコ歌えてます。まぁ、そりゃ凄く上手いってわけじゃないけど、成長しそうだし力強さという面では合格だと思う。各々のテクニックもあるし。でも、keyがいるんだけど全然出て来ないんだよね。それが残念です... これならUnderground Symphonyを離れてもオファーが来ると思われます。日本盤も出るかもね。Official Homepageにもそれっぽいことが書いてありましたし。兎に角今後が楽しみなバンドがまたひとつ増えましたネ!

Written by Taijiro



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Best tune : King of Transylvania

熱いコーラスにキャッチーなサビ。そしてツインギターハーモニ。Cryonic Templeの魅力が濃縮された1曲。
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