Shadows of Steel / Second Floor
変態ワールドへようこそ

Track List :

1. Prelude
2. Second Floor
3. Somewhere High Above
4. Heroes
5. King of the Island
6. Dame and Lord
7. December
8. Crying
9. Distant Voices
10.Talk to the Wind
11.Playing Room V
12.Strange Wings (Japanese Bonus Track)

評価 … ★★★★★☆☆☆☆☆(地盤(Not bad))

イタリアのShadows of Steelの2ndアルバム。実は4年ぶり。そしてレーベルはUnderground Symphonyです。日本ではサウンドホリックから出てます。僕は日本盤が売れてるのかがとても気がかりです。多分売れて無いんでしょうね(苦笑)

さて、なんといってもこのバンドの売り(汚点)はWild Steelの歌唱です。一部ではラヴリーボーカルといわれ、一部では爬虫類といわれ、またあるところでは猫の首を絞めてる最中みたいにニャーニャー言ってるラプソディをかなりパワーダウンさせたヴォーカルと散々ですが、本人は"I'm still studing"とやる気マンマンです。各パートの技術も飛びぬけて上手いわけでもなく、ギターソロは時々不安だったりと微妙すぎます。曲は疾走感が気持ちイイですよ。keyの使い方も上手だし、曲の構成とか盛り上げ方も前作に比べればかなりよくなりました。音質はちょっとこもってて良くないかな。

曲紹介
1曲目はイントロ。2曲目はしょっぱなからWildのハイトーンが聞けます。んで疾走。よくある流れ。3曲目も速い曲。サビでのWildのハイトーンがかなり厳しい(汗)4曲目も同じ感じです。5曲目はちょっとテンポを落とした曲で裏で鳴ってるkeyが凄くイイです。6曲目はkeyが前面に出た感じの曲で、女性ボーカルの導入も凄くいい。7曲目はスローな曲。Wildが歌い上げてもねぇ...8曲目7と対照的に速い曲です。9曲目はアップテンポの曲、キーボードが良い。10曲目はスローな曲。11曲目は平凡な曲。12曲目は日本盤ボーナスでSavatageのカバー。

課題は兎に角ボーカルです。一般リスナーにアピールするにはこれを改善しないとね...それと音質もよくない。もっとクリアーなサウンド(特にギター)が望ましいです。キーボードのセンス、作曲のセンスといったものはあると思う。この作品は決して普通の人に薦めることはできないが、ボーカルが気にならない人や、ヘナチョコボーカル方がむしろイイという奇特な方にとっては、かなり満足のできるバンドではないかと思う。よって俺はこのアルバムがとても好きだ(笑)Wild Steelの"I'm still studying"という言葉を信じて彼らの次のアルバムに期待したいと思う。

Written by Taijiro



Amazonで買えるバンドの作品一覧を見る

Best tune : Second Floor

Shadows of Steelの魅力がたっぷりと詰まった1曲。Wild Steel氏ラヴリーボーカルがこれでもかというほど満喫できます(笑)
トラックバックURL
http://www.xametal.net/impressions/tb.php/162
Topへ戻る

Xametal.net Review Script Ver 8.0-