Avantasia / The Metal Opera Pt.II
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Track List :
1. The Seven Angels 2. No Return 3. The Looking Glass 4. In Quest For 5. The Final Sacrifice 6. Neverland 7. Anywhere 8. Chalice Of Agony 9. Memory 10. Into The Unknown
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評価 … ★★★★★★★★★☆(仏盤) EdguyのボーカルTobias Sammetのメタル・オペラ・プロジェクトAvantasiaの2ndアルバム。前作に引き続き豪華なゲストを使って、ロック・オペラっていうよりもどう考えてもEdguyの延長線上な大仰かつドラマティックな曲群は好きな人にはたまらんし、嫌いな人にはEdguyとなんもかわんねーよと言われてしまうのかもしれない。前作からゲストシンガーに特に変わりはないが、新たにBob Catley(ex-Magnum)が加わっている。前作で微妙すぎる配役だったTimo Tolkkiは今作では普通にギターソロを披露しています。
1曲目のThe Seven AngelsはTherionみたいな雰囲気で始まる14分の大曲。なぜこの曲が1曲目なのかは非常に謎だが、前作からのストーリーの関係上でしょう。別に不満はない。ほぼゲスト総出。2曲目のNo ReturnはMichael Kiske、Tobias Sammet、Andre Matosの3人が歌う疾走曲。でも、8割方Tobiasが歌ってるのでなんとも... 3曲目The Looking Glassのはミドルテンポの曲。TobiasとBob Catleyの掛相が見事。Bob Catleyの配役は見事ですね。4曲目のIn Quest ForはBob Catleyの歌い上げるバラード。Frank Tischerのピアノも見事。5曲目のThe Final Sacrificeは前作の日本盤のボーナスとして収録されいていた曲ですね。David DeFeisの熱い歌声が堪能できます。TobiasのDavid DeFeisを意識したかの歌い方はなんだかなーって感じですが。6曲目のNeverlandはMandrakeに収録されてそうなアップテンポの曲でRob Rockの力強い歌唱が魅力的です。7曲目のAnywhereはTobiasが一人で歌うバラード。8曲目のChalice Of AgonyはAndre MatosとKai Hansen参加の疾走曲で、アヴァンタジアじゃなくてアヴァンテイジアなんだね、って曲です。9曲目のMemoryはリードギターをEdguyのJens Ludwigがとっていることもあってか、Edguyっぽい曲。無名実力派シンガーRalf Zdiarstekががんばってます。10曲目のInto The UnknownはSharon Den Adelの美しいボーカルで始まるドラマティックな曲。最後のTimo Tolkkiのギターはどうでもいい。
と全10曲なのですが、個人的にはTobiasがでしゃばりすぎかと。まぁ、2部作後半ということもあって当然主人公であるTobias(Gabriel)の出番が多くなるのは当然なのかもしれませんが、もう少しゲストを前に出しても良いのではないだろうか。特にSharon Den Adelの使い方なんて勿体無さすぎるだろ。彼女に丸々1曲ぐらい歌わせてもいいんじゃないの(まぁ、役柄からいうと難しいのかもしれんが)?と、文句をいいながらもTobiasの書く質の高い曲には満足デス。ただ、どうしてもオリジナリティーがあまりないので、このての音楽に飽きている人にとってはゲストが豪華だからと言ってもあまり満足のできる一枚ではないかもしれないのも事実です。
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Best tune : The Seven Angels
ゲスト総出のこの大曲は素敵すぎます。そしてなんてことのないTimo Tolkkiのギターソロになぜか感動した。8のChalice Of Agonyも好きです。
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