さあ!壮大な構想は練るけれども放り投げるのも得意な俺が書きますよ。ドイツレポート。 たぶん途中で終わるな間違いない。 つーか早めに書かないと忘れる。 というわけで時は8月16日まで遡るわけだ。前日モヒのねぐらへお邪魔して部屋を徹底的に荒らし、 さあ気が済んだぞいざドイツへ行かんとドアを開けたら雨。ようしゃなく雨。 しかも俺たちが歩き始めるとさらに雨脚は強まってくる。 馬鹿にされている感がもりもりでもうなんか狂気の笑顔を顔に貼り付けながら最寄駅へと行って、 ぐだぐだと成田空港まで行きました。そして出発の掲示板を阿呆面して見上げていたら、 あのたくさんの飛行機が飛んだり跳ねたりする中で俺たちの飛行機だけが遅延していました。 2時間ほど待つ予定が4時間ほどになりましたふざけんな殺すぞ。 そんな殺気あふれる体を受け止めてくれる親切な椅子に腰掛けていたらTaijiroが登場。 遅延だよと教えるとマジファックだな死ねととても知的レベルの高い返信をしてくれる。 で、搭乗手続きをしようと思ってカウンターを探して並んでたらなんか並ぶ列が2列で俺たちが並んだ方は別の飛行機だったらしく、 中国国際航空はこちらでーすとかぬかされて並んだらピタリと行列が進まなくなり、 代わりに今まで並んでいた側がするすると進み始める。 ガッツポーズ。もはやガッツポーズしかあふれない。 さて列がぬるぬる進むことしばらく、カウンターの事務作業でなければ俺なんかと一生関わる事はなかろうお姉さまに、 われわれ乞食共はフランクフルトまで行きたいのですよだからこのチケットを頼むといったら ああこの飛行機は遅延しているので乗り継ぎに間に合いませんねープップクポエーとか言われたので、 鳩がマシンガンを食らったような顔をしていたらものすごい勢いでうろたえて、ホテルとかは中国国際航空が手配しますとか 行ってくれたのだけれども、問題はそれじゃなくってわざわざ高いチケットを買って一日分の観光日を確保しようとしていた 俺たちはどうなるんだフオーと思いつつもああそうですかわかりましたと言って手続きは完了。 遅延したのでと1000円の食事券をもらう。しょぼい。 でも旨そうなものをヘコヘコと平らげるあたりが.netクオリティ。 そしてついに搭乗の時間が来たのでセキュリティチェックをオラオラとくぐったらさっそくTaijiroがひっかかったので 指差しながらゲラゲラ笑ってあげる。で、なんか乗ろうとしたら東北地方で地震がドカーン。 成田空港も震度4程度揺れたらしいが、俺はまったく気がつかなかった。以前もなんかの地震のとき震度4だったのに、 耳栓イヤホンして歩いてたから気づかなかった。きっと俺はその手の映画で崩れる瓦礫下で逃げ遅れる役目的な運命なんだなぁと感動。 なんかするかボケ。しかもまた飛行機が地震のせいで遅れた。もうだめだ呪われてる。でも乗った。飛行機とかいう飛ぶのに。 くそだるいことに北京とかいうミラクル発展途上国中国の地に経由で行かねばならなかったので、 ああ今エボラ出血熱みたいな伝染病が流行ってるとかネットで見たなあと思いつつブーン。はい。ついた。まぁ1時間ぐらい遅れてたけどね。 しかも通り道の上方でバスに向かって雨どいから雨がものすごい勢いで流れてて俺たちに切なく跳ねたけどね。 日本で「中国では日本語の出来るスタッフが誘導します」とか言われていたので 、楽に済みそうだなぁと思っていたらオオいるでないの俺らの名前の紙を持ったスタッフとやらが。 日本語も達者っていうか名前を見るに日本人だ。中国人スタッフとも滑らかに会話しているので、 オッケーオッケーいいよいいよーと思っていたらその人を置き去りにして明らかに中国名の名札の人間が こっちにこいとばかりに俺たちを誘導する。おいこらまて違うだろ話がと抗議することもできずに荷物の引取りへと連れて行かれる。 荷物を待っていると俺のだけでてこない。ふざけんな。 同じようにフランクフルトへいけなかった日本人集団がなかなか出てこない荷物に焦る俺に冷たく一瞥をくれるのが痛い。 Taijiroとモヒはその集団側に移動している。畜生。 やっとこ荷物が出てきたのでガラガラ引きずっていったらここで待てとかいわれる。そしてそのスタッフはどっかへ行ってしまった。 HAHAHA。なめんな。ぼへっと待つことしばらく、待ちぼうけな俺らに片手をポケットにつっこんだニヤケ面の中国人男性スタッフが 来て誘導をはじめた。微妙に顔と態度にムカつきつつついて行くとなにやら乗り場のような場所へと案内された。 やっとホテルへいけるのかーと思っていたら、ここじゃねえとか言われてカウンターへと戻される。意味がわからない。 素晴らしき無駄足。そしてまた誘導されて、さっきの場所から25mほど離れた場所へと案内される。やはり素晴らしき無駄足。 そして30分ほど待っていてもバスは来ない。やたら回りの車はクラクションをならす。必要ないのに鳴らす。 というか明らかに無理な割り込みなのに鳴らす。まるでゲスト参加なのに曲を破壊する鍵盤魔人のようだ。 まぁメタルしりとりとかをやって時間をつぶしていると、女性スタッフが走ってきてホテルは満杯ですとか高らかに宣言される。 で、どうしろと?と思っている俺たちにバスのカウンターへと戻れと彼女たちは命令。そこへ行って待っても何も起こらない。 すげえぜ中国クオリティ。仕方が無いのであとどんぐらいでバスが来るのよ?と聞いてみると2分だといわれる。ほー、そうなんだ。 2分経過。くるわけがない。なんだ馬鹿野郎。もう一度聞くと10分で来るとかいわれる。なにその自由自在っぷり。 ひとまず指定されたところへ戻るがどれが乗ったら良くてどれがダメなのか以前にスタッフがいない。 そして出入り口にたむろしているものだから人がジャンジャン押し寄せてくる。もうだめだ。滅びろ。 いい加減こちらもイライラしていると日本人集団の中に名前がピーターっぽい外人が居たので話してみると、 彼も相当イライラしていたのでじゃあとりあえず一緒にカウンターに訊きにいこうよと中国国際航空カウンターへと向かう。 私中国人です!という顔の女性スタッフが、体重がまた3kg増えましたよファッキンという感じの仏頂面をして仕事をしている。 ピーターがどうなってんだゴルアと言うと、バスはあと2分で来るとか言う。また2分か。案の上着た気配はナシ。 ここでピーター(仮)がキレてマネージャーをだせコラというと、今日はボスが居ないのよとか言われる。すげえ。なめすぎ。 そしたらあと10分でバスがくるわとか言うので待ってみたらやっぱりこない。ここでピーター(仮)がついにブチキレて 「俺たちはファッキン4時間待ってんだぞゴルァ。責任者を呼べ!」と怒鳴る。俺も頑張って隣でしかめっ面をする。 というか俺は居なくてもいいのでは?そう思っていると、マンガに出てきそうな顔のおっちゃんが「どうしました?」とか 恵比須顔で寄ってくる。お前が責任者か?と訊くと「いいえ」だ。もはや神レベル。ピーター(仮)は二日寝てないらしく 最高に不機嫌だ。今まででこんな酷い目にあったことは無かったとピーター(仮)は嘆く。俺だって嘆きたい。 さてひとしきり嘆いた後、ピーター(仮)は再度、マネージャーを呼べとまた怒鳴り、あまりに態度が酷いので その女性スタッフのナンバーを控えようとしたら、その女性スタッフが親の敵とばかりに目を吊り上げながら、 切れっぱしに自分のナンバーを殴り書いて俺たちの目の前に叩きつける。 想像の遥か彼方を飛翔する中国クオリティに、とめどなく流れ落ちようとする涙を必死でこらえていると、 責任者はあと2分で来るとか言い出した。もうめちゃめちゃだ。8分ぐらい待っただろうか。 ニヤケ顔で恵比須顔のおっちゃんが新たにやってきた。バスへご案内しますぅ〜といった感じでわれわれに話しかける反対側で、 例のカウンターに居た女性スタッフは荷物をまとめて帰っていった。やばいぜこの国。 さてみんなが待っている場所まで誘導され、待っていると恵比寿スタッフはどこかへ行ってしまった。 われわれの輪の隣では別のグループが女性スタッフを囲んでなにやら大声で叫んでいる。 というかクソガキも偉そうになにやら喚いている。とりあえずそれは面白かったのだが、バスが来ない。 というかいまだホテル名もわからない。しかたないので恵比寿スタッフを探し出し訊くと2分で来ると言い出した。 お前らそれはテンプレ的な回答かなにかですか?と思ったので2分2分っておめえ聞き飽きたってば確実なところを言えコラと言ったら 5分だとかいう返答が・・・。この人たちはこれでこういう業務について金を貰っているのかと感動を覚える。 そして5分後。期待通りにバスが来るはずもなくさらに延々とまっていると、恵比寿が寄ってきて彼方のバスを指差し「あれだ!」とか 言い始める。こいつは馬鹿に違いない。そしてそのバスの方向へと向かって一気にわれわれの周りにいた中国人集団が移動し始める。 順番を守る概念は中国には無いというのは知っていたが、入り口でこれ以上はもう入らないのに押し合いへし合いしているのを見ると笑うしかない。 残念ながら一台目には俺たちは乗れず、また待つのか。。。と思っていたら恵比寿が二台目のバスを発見して指差す。ばーか!。 とりあえず中国人たちと戦い、なんとか席を確保。乗る前に紙切れにホテルの名前を恵比寿に書いてもらったのだが汚くて読めなかった。 しかも英語の綴りのホテル名は違っていた。死んでしまえ。 だがそんな散々な中、同じバスに同情した少女との出会いは心温まるものであった。こちらをちらちら見、 微笑みながら中国語で「日本人だー」と言ったりしていた無邪気な感じは、クサメタルでアーライッ!といった感じに凝り固まっていた心に 暖かくしみこんで行くには充分であった。モヒが飛行機で貰ったピーナッツをあげたらお返しにとてつもない漢方臭のするお菓子を頂いた。 ちなみに俺はそのお菓子で思いっきり気分を悪くした。 俺がリュックにつけていたモンチッチの変な人形をあげたらうれしそうに振り回していた。 それはさておきこちらが一番うれしかったのは、ホテルに着いてチェックインの順番待ちをしているときに後ろから片言で 「ありがとう」と言われたことだった。隙間があれば割り込んでくる中国人とのチェックイン戦いの最中、心安らいだ時であった。 そんなかんじでなんとか部屋を確保し、ぐでれーとくたばっていたらご飯の時間になったので大宴会場へ連れて行かれる。 そこで我々の舌を驚かせてくれたのは、グチョグチョに固まったご飯とこれまた冷えて固まった卵で構成された無味のチャーハン、 中身が全然ない春巻、無味の蒸しパン、ただ茹でただけの殻つきゆでたまご等等といった豪華な中華料理の数々であった。 我々はこの素晴らしい料理の数々に感動し、口々に感想を述べた。ゆでたまごが一番美味しい。と。 ちなみにテーブルの上の調味料は砂糖しか無く、ゆでたまごに塩を振ろうとした我々を再び感動させてくれた。 なにしろ小さな容器に苦しげに詰め込まれている25個ぐらいある袋のすべてが砂糖なのだ。なんなんだおまえら。 とりあえずそのような豪華な中華料理を平らげ部屋へと戻り、テレビを見ていると電話だ。 フロントからで、今すぐチェックアウトしろといわれる。ハァ?俺たちの便は明日の15時ですよ?そう告げると 中国国際航空から電話があってフランクフルトにすぐ行けるらしい。こりゃ乗らなきゃ損だと思って荷物をまとめてフロントへ向かう。 しかし話を聞くと妙にあやふやだ。いったい何時に飛行機は発つのか?なぜ同じ便でフランクフルトへ向かうほかの人たちには 連絡がいっていないのか?仮に空港まで行ったとして、無駄足だった場合はその分の費用は航空会社が持ち、ホテルには戻れるのか? と訊くとことごとくあいまいな返事しか返ってこない。もうすでに中国国際航空への信頼度は0を突き抜けマイナスへと突入していたので、 ホテルのスタッフに電話をして何時に出発するのかを確認させる。そうすると「わからない」という返答が帰ってきた。 ふざけんな馬鹿そんなことあるか。執拗に確認を迫る俺たちに、やつらは「いいからタクシーに乗って空港へ行け。フランクフルトへ行きたいんだろ?」 と言ってくる。さすがに俺も頭にきたので、英語日本語を交えて喧嘩腰な態度で確認をせまる。 するとアメリカ映画に出てきそうなやれやれといったポーズと苦笑を交えて、なにやら同僚と話をしているので 「何はなしてンのかしらねーがいいかげんにしろよコラ」と怒ると何故かなだめられる。死ね。 最終的には俺もスタッフも疲れ果て、この日はホテルに一泊することで決着がついた。もうまさに文字通り心身ともに疲れ果てたので、 風呂に入って目覚ましをセットし、ベッドにぶっ倒れる。ま、明日はフランクフルトに着くからいいか。。。 そう思い俺たちはぐっすりと眠っていった・・・。 と思ったら夜中に電話が来た。時間は2時である。「今すぐチェックアウトしろ」との事。うるせえくたばれ。 しかも同時にご丁寧に誰かがドアをノックする。あけると変な中国人が居て不思議そうな顔をして俺たちをひとしきり見た後、帰っていった。 よっぽどテーブルの上にあった灰皿で後頭部を連打してやろうかと思ったが、こらえ、 電話には「俺たちの便は明日の15時だ。寝てるところ邪魔すんなバーカ」と伝え、寝る。もう死にたい。 翌日はもうさっさとバスに乗って空港へ行き、金を払って空港のまずい飯を食べてフランクフルトへと飛び立った。 たとえトランジットでも二度と中国には訪れないようにしよう。そう俺たち3人が思ったのはすべてこの日の賜物である。 つづく